赤ちゃんが哺乳瓶に手を添えるようになると、「そろそろミルクを自分で飲めるのかな?」と気になりますよね。
SNSなどで同じくらいの月齢の赤ちゃんが自分で哺乳瓶を持っているのを見ると、「うちの子はまだ持たないけど大丈夫?」「セルフ飲みはいつから練習すればいい?」と不安になる方もいるでしょう。
一方で、ワンオペ育児やきょうだいのお世話で忙しく、「自分でミルクを飲んでくれたら助かる」と考えて、哺乳瓶ホルダーやセルフ飲みグッズ、クッション・タオルを使った方法を調べている方もいるかもしれません。
結論からいうと、赤ちゃんが哺乳瓶を自分で持ち始める時期には個人差があり、「○ヶ月になったらセルフ飲みをさせなければいけない」というものではありません。
また、ここで区別しておきたいのが、「哺乳瓶を自分で持てること」と「赤ちゃん一人に任せてミルクを飲ませてよいこと」は別という点です。
自分で持ちたがるようになったら、その発達を見守りながら大人がそばでサポートすることが大切です。「セルフ飲みしてくれたら楽だから」と、哺乳瓶をタオルやクッションなどで固定して赤ちゃんから目を離すような使い方には注意しましょう。
この記事では、ミルクのセルフ飲みはいつから見られるのかという目安をはじめ、セルフ飲みしない場合の考え方、「かわいそう」といわれる理由、ホルダーやグッズ、クッション・タオルを使う際の注意点、保育園でのセルフ飲みまで詳しく解説します。
「セルフ飲みを練習させるべき?」「まだ自分で持たないけど大丈夫?」と迷っている方は、赤ちゃんに合った飲ませ方を考える参考にしてみてくださいね。
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ミルクのセルフ飲みはいつから?「自分で持つ」と「一人で飲む」は分けて考えよう
「ミルクのセルフ飲みはいつからできるの?」と気になっている方も多いと思いますが、まず知っておきたいのは、セルフ飲みを始める時期にはかなり個人差があるということです。
赤ちゃんによっては生後4〜5ヶ月頃から哺乳瓶に手を添えたり、両手でつかもうとしたりする様子が見られることがあります。さらに成長すると、自分で哺乳瓶を持ちながら飲みたがる子も出てきます。
ただし、「生後○ヶ月になったらセルフ飲みを始める」という明確なスタートラインがあるわけではありません。
むしろ大切なのは月齢だけを見るのではなく、
- 哺乳瓶に自分から手を伸ばす
- 両手で物を持てる
- 哺乳瓶を口元へ持っていこうとする
- 飲み終わると自分で口から離そうとする
など、赤ちゃん自身の発達や興味を見ながら判断することです。
授乳中、赤ちゃんが哺乳瓶に手を添えてくることがあります。
最初はたまたま触っているだけだったのが、成長するにつれて哺乳瓶をつかんだり、両手で支えたりするようになることもあります。
このような姿を見ると、
「そろそろ自分で飲ませたほうがいいのかな?」
と思うかもしれません。
しかし、哺乳瓶を持つこと自体を無理に練習させる必要はありません。
赤ちゃんの発達には個人差があるため、同じ生後7ヶ月でも自分で哺乳瓶を持つ子もいれば、大人に持ってもらって飲む子もいます。
SNSや育児アプリなどで同じ月齢の赤ちゃんがセルフ飲みしているのを見ると、「うちの子は遅いのでは?」と心配になってしまいますが、セルフ飲みだけで発達を判断する必要はありません。
特に、すでに離乳食が始まっている時期なら、哺乳瓶を持つ練習だけにこだわるより、成長に合わせてコップなどさまざまな方法で水分を飲む経験につなげていくという考え方もできます。
ミルクのセルフ飲みについては、「生後6ヶ月になったから始めよう」というように、月齢だけで判断しないことがポイントです。
赤ちゃんによって体格も発達のペースも違います。
そのため、
「何ヶ月になったか」より「今どんな動きができるようになったか」
を見るほうがわかりやすいでしょう。
たとえば、哺乳瓶に自分から手を伸ばすようになったら、大人が支えながら赤ちゃんの両手を哺乳瓶に添えてあげる方法があります。
自分で持ちたがるなら、その気持ちを尊重しながら大人が一緒に支えてあげればOKです。
反対に、自分から哺乳瓶を持とうとしないのであれば、無理に手を添えさせたり、セルフ飲みを練習させたりする必要はありません。
セルフ飲みは「○ヶ月までにできなければならないこと」ではなく、赤ちゃんによっては成長の途中で自然に見られる行動のひとつと考えておくといいでしょう。
ここは特に注意したいポイントです。
赤ちゃんが哺乳瓶を両手でしっかり持てるようになると、
「もう自分で飲めるから、授乳中に洗い物を済ませよう」
と思うことがあるかもしれません。
しかし、
「哺乳瓶を自分で持てること」と「赤ちゃんだけで安全にミルクを飲めること」は別です。
赤ちゃんが自分で持っている場合でも、途中でむせたり、哺乳瓶の角度が変わったりする可能性があります。
また、哺乳瓶をタオルやクッション、ホルダーなどで固定すれば「セルフ飲みできる状態」を作ることはできますが、固定できることと安全に一人で授乳できることも同じではありません。
そのため、
「手を離せる」と「目を離していい」を分けて考える
ことが大切です。
赤ちゃんが自分で哺乳瓶を持ちたがるのであれば、その発達は尊重しつつ、大人はそばで様子を見守るようにしましょう。
ミルクのセルフ飲みについて、「結局、何ヶ月くらいから?」という方に向けて、発達のイメージを簡単にまとめました。
| 月齢 | 哺乳瓶との関わり方のイメージ | セルフ飲みの考え方 |
|---|---|---|
| 0〜3ヶ月頃 | 大人に哺乳瓶を持ってもらって飲む | 基本的に大人が授乳する |
| 4〜5ヶ月頃 | 哺乳瓶に手を添えたり触ったりする子も | 無理に持たせなくてOK |
| 6〜8ヶ月頃 | 両手で哺乳瓶を持ちたがる子も | 大人がそばでサポートする |
| 9〜11ヶ月頃 | 自分で持って飲みたがる子もいる | 持てても一人任せにはしない |
| 1歳前後〜 | 自分で飲む力が育ってくる | コップなどへの移行も考える |
※発達には個人差があるため、上記は「この月齢なら必ずできる」という意味ではありません。
ここで運営者として特に伝えたいのは、セルフ飲みを「できる・できない」で評価しなくてもいいということです。
「生後8ヶ月なのに自分で持ちません」
「同じ月齢の子はセルフ飲みしていました」
という状況でも、それだけを見て焦る必要はありません。
それよりも、
自分で持ちたがるならサポートする。持ちたがらないなら無理に練習させない。そして、どちらの場合でも安全に飲めるよう大人が見守る。
この考え方のほうが大切です。
また、セルフ飲みを覚えること自体をゴールにする必要もありません。
赤ちゃんは成長するにつれて、哺乳瓶だけでなくコップなどから自分で水分を取れるようになっていきます。
そのため、「ミルクをセルフ飲みできるようにしなきゃ」と焦るのではなく、セルフ飲みも「自分で飲む力」を育てていく途中のひとつくらいに考えておくといいでしょう。
ミルクをセルフ飲みさせても大丈夫?知っておきたい注意点
赤ちゃんが自分で哺乳瓶を持てるようになると、「これならセルフ飲みさせても大丈夫そう」と感じるかもしれません。
特に、洗濯や食事の準備、上の子のお世話などが重なると、授乳中に少しでも手が空くと助かりますよね。
ただし、セルフ飲みで最も大切なのは、「自分で哺乳瓶を持てるから大丈夫」と赤ちゃんに授乳を任せきりにしないことです。
赤ちゃん自身が哺乳瓶を持っている場合でも、大人がそばで飲んでいる様子を確認しましょう。
「ミルクのセルフ飲み」という言葉からは、赤ちゃんが自分の両手で哺乳瓶を持って飲んでいる姿をイメージする方が多いでしょう。
一方で、セルフ飲みにはもう一つ注意したい方法があります。
それが、哺乳瓶をタオルやクッション、ホルダーなどで支えて、赤ちゃんの口元に固定する方法です。
哺乳瓶を固定できれば、大人がずっと手で持っていなくてもミルクを飲ませられるため、一見すると便利に感じます。
しかし、赤ちゃん自身が哺乳瓶を持つ場合と、道具を使って哺乳瓶を口元に固定する場合では意味が違います。
特に注意したいのは、固定した哺乳瓶からミルクが流れている状態で大人がその場を離れてしまうこと。
赤ちゃんは大人と同じように、「苦しくなったから安全に対処する」という行動が十分にできるわけではありません。
そのため、哺乳瓶を固定して一人で飲ませることを前提にセルフ飲みを考えないことが大切です。
赤ちゃんが普段上手にミルクを飲めていても、授乳中にむせることがあります。
自分で哺乳瓶を持って飲んでいると、
「上手に飲めているから大丈夫」
と思ってしまいがちですが、毎回同じように飲めるとは限りません。
哺乳瓶の角度が変わったり、赤ちゃんの姿勢が崩れたりすることもあります。
だからこそ、セルフ飲みをするときにも、大人がすぐ対応できる場所で見守ることを基本に考えましょう。
ここで覚えておきたいのが、
「手を離せる」と「目を離せる」は違う
ということです。
たとえば赤ちゃんが自分で哺乳瓶を持っていて、大人の両手が一時的に空いたとしても、それは別の部屋へ行って家事をしてよいという意味ではありません。
セルフ飲みのメリットを「赤ちゃんを一人にして家事ができること」と考えてしまうと、本来優先したい安全性とのバランスが崩れやすくなります。
セルフ飲みをするときには、赤ちゃんの姿勢にも気をつけましょう。
特に避けたいのが、赤ちゃんを寝かせて、哺乳瓶を口に入れた状態のまま飲ませ続けることです。
セルフ飲みというと、
「赤ちゃんを寝かせる」
↓
「クッションやタオルで哺乳瓶を固定する」
↓
「その間に家事をする」
という方法を思いつくかもしれません。
しかし、「哺乳瓶を固定できたから安全」というわけではありません。
セルフ飲みを取り入れる場合でも、授乳は大人が赤ちゃんの様子を確認できる状態で行うことを前提にしましょう。
「自分で持ちたがるから持たせてみる」のと、「一人で飲んでもらうために固定する」のでは目的が大きく異なります。
この違いは、セルフ飲みを考えるうえで重要な判断ポイントです。
赤ちゃんがセルフ飲みできるようになると、飲み終わったあとも哺乳瓶をおもちゃのように持っていたり、乳首部分をくわえ続けたりすることがあります。
しかし、ミルクを飲み終わったら哺乳瓶は片づけるようにしましょう。
特に、哺乳瓶をくわえたまま寝ることを習慣にしないことが大切です。
「セルフ飲みだから、飲み終わるタイミングも赤ちゃん任せ」にするのではなく、大人が授乳の終了まで確認します。
セルフ飲みはあくまで、赤ちゃんが自分で哺乳瓶を持つ経験をサポートするものと考えるとわかりやすいでしょう。
ここまで読むと、
「それならセルフ飲みはさせないほうがいいの?」
と思う方もいるかもしれません。
赤ちゃんが自分から哺乳瓶を持ちたがるのであれば、その行動まで止める必要はありません。
大切なのは、
セルフ飲みそのものを禁止することではなく、「セルフ飲み=大人が授乳から離れられる」と考えないことです。
たとえば、
- 赤ちゃんが哺乳瓶を持ちたがったら持たせてみる
- 必要に応じて大人も手を添える
- 飲んでいる間はそばで様子を見る
- むせたり飲みにくそうにしたりしたらサポートする
- 飲み終わったら哺乳瓶を片づける
という使い方なら、「自分でやりたい」という赤ちゃんの成長を見守りながら授乳できます。
運営者としては、セルフ飲みを「する・しない」の二択だけで考える必要はないと思います。
特にワンオペ育児やきょうだい育児では、「授乳中くらい手を空けたい」と思うことがあるのは自然なことです。
だからこそ、親の負担を減らすこと自体を否定するのではなく、
「何のためにセルフ飲みを取り入れたいのか?」
を一度考えてみることが大切です。
「赤ちゃんが自分で持ちたがるから経験させたい」のであれば、成長を見守る一つの方法になります。
一方、「ミルクを飲ませている間に別の部屋で家事をしたい」という目的なら、セルフ飲みとは切り離して考えたほうがよいでしょう。
「自分で持つ経験は尊重する。でも、授乳の安全まで赤ちゃん任せにはしない」
この線引きをしておくと、セルフ飲みを取り入れるかどうか判断しやすくなります。
ミルクのセルフ飲みはかわいそう?愛情不足になるわけではない
ミルクのセルフ飲みについて調べていると、「赤ちゃんに一人でミルクを飲ませるなんてかわいそう」「授乳くらい抱っこしてあげたほうがいい」といった意見を目にすることがあります。
こうした意見を見ると、
「セルフ飲みさせようと思った私はダメなのかな?」
「自分で飲ませると、赤ちゃんとのスキンシップが足りなくなる?」
と不安になる方もいるでしょう。
しかし、セルフ飲みを取り入れたという一場面だけで、愛情がある・ないを判断することはできません。
大切なのは「セルフ飲みをしたかどうか」だけではなく、なぜセルフ飲みを取り入れるのか、そしてどのような環境でミルクを飲ませるのかです。
授乳は、赤ちゃんのお腹を満たすだけでなく、抱っこしたり声をかけたりして親子が関わる時間でもあります。
そのため、「できるだけ抱っこして飲ませたい」と考える家庭があるのも自然です。
一方で、家庭の状況はそれぞれ違います。
たとえば、
- 上の子のお世話もしなければならない
- 双子を育てている
- ワンオペになる時間が長い
- 家事と授乳が重なってしまう
- 赤ちゃん自身が哺乳瓶を持ちたがる
など、セルフ飲みを考える理由はさまざまです。
赤ちゃんが自分で哺乳瓶を持ちたがるようになったときに、それを大人がそばで見守ることまで「かわいそう」と考える必要はないでしょう。
セルフ飲みをしている間にも、
「おいしいね」
「上手に持てたね」
と声をかけたり、必要なときに哺乳瓶を支えたりすることはできます。
つまり、「自分で哺乳瓶を持つこと」と「親子の関わりがなくなること」は同じではありません。
セルフ飲みについて考えるときに、運営者として特に重要だと思うのが、
「セルフ飲みをするかどうか」より「セルフ飲みを何のために、どう取り入れるか」
という視点です。
たとえば、赤ちゃんが哺乳瓶に興味を持ち、
「自分で持ちたい!」
という様子を見せているのであれば、大人がそばで見守りながら持たせてみることは、赤ちゃんの「自分でやりたい」という気持ちを尊重することにもつながります。
一方、
「セルフ飲みできるようになれば、その間ずっと別の部屋で家事ができる」
という目的で赤ちゃんだけに授乳を任せるのは、安全面からおすすめできません。
この違いを整理すると、
セルフ飲み=かわいそう
なのではなく、
セルフ飲みを理由に赤ちゃんから目を離してしまわないことが重要
と考えるほうがわかりやすいでしょう。
「かわいそうかどうか」という感情的な二択だけで判断せず、まず安全に飲める環境になっているかを確認することが大切です。
「セルフ飲みを始めたら、もう抱っこでミルクをあげないほうがいいの?」
という疑問を持つ方もいるかもしれません。
もちろん、その必要はありません。
赤ちゃんが自分で持ちたがるときには持たせてみて、ゆっくり授乳できるときには抱っこして飲ませるなど、状況に合わせて使い分けてもいいでしょう。
セルフ飲みを始めたからといって、毎回セルフ飲みに統一する必要はないのです。
たとえば、
朝は忙しいので赤ちゃんが哺乳瓶を持つのをそばで見守る。
夜はゆっくり抱っこしながらミルクを飲ませる。
といったように、家庭の生活リズムに合わせて考えることもできます。
むしろ、
「抱っこ授乳かセルフ飲みか」という二択にしない
ことが、親の負担と赤ちゃんとの関わりを両立するポイントです。
育児では、
「できるだけ手をかけたほうがいい」
という考えに縛られてしまうことがあります。
しかし、育児は授乳だけではありません。
離乳食を作ったり、おむつを替えたり、お風呂に入れたり、寝かしつけをしたりと、毎日たくさんのことがあります。
さらに上の子がいれば、そちらのお世話も必要です。
そのため、「セルフ飲みしてくれたら少し助かるな」と思うこと自体を責める必要はありません。
ただし、ここで線引きしたいのが安全性です。
親の負担を軽くする工夫は大切ですが、そのために哺乳瓶を固定して赤ちゃんだけにしたり、飲んでいる様子が見えない場所へ移動したりするのは別の問題として考えましょう。
運営者としておすすめしたい判断基準は、
「楽になるか?」の前に「大人が見守れる方法か?」を確認すること。
その条件を満たしたうえで、赤ちゃんが自分で持ちたがる気持ちと家庭の事情に合わせてセルフ飲みとの付き合い方を考えていけば十分です。
「セルフ飲みはかわいそうなのかな……」と悩んだときも、周囲の意見だけで決める必要はありません。
自分で飲みたがる赤ちゃんの成長を尊重しながら、大人がそばで安全を見守る。
セルフ飲みをそのような親子の共同作業として考えると、「セルフ飲みか抱っこか」という二択に悩みすぎずに済むのではないでしょうか。
ミルクのセルフ飲みにホルダーやグッズは必要?
ミルクのセルフ飲みについて調べると、「哺乳瓶ホルダー」「セルフ飲みグッズ」と呼ばれる商品を見かけることがあります。
「これがあれば授乳が楽になるかも!」
と気になる方もいるでしょう。
特にワンオペ育児や双子育児、上の子のお世話がある家庭では、ミルクをあげている時間に両手が空くだけでも助かりますよね。
ただ、最初に知っておきたいのは、赤ちゃんがセルフ飲みするために哺乳瓶ホルダーや専用グッズが必ず必要なわけではないということです。
赤ちゃん自身が哺乳瓶を持ちたがるのであれば、大人がそばで支えながら持たせる方法もあります。
そのため、「セルフ飲みを始める=ホルダーを買う」と考えるのではなく、何のためにグッズを使いたいのかを整理してから必要性を判断するのがおすすめです。
ミルクのセルフ飲み用として販売されているグッズには、哺乳瓶を支えたり、赤ちゃんが持ちやすくしたりするものがあります。
商品によって形状や使い方は異なりますが、大きく分けると、
- 赤ちゃんが哺乳瓶を持ちやすくするタイプ
- 哺乳瓶を一定の位置に支えるタイプ
などがあります。
ここで注目したいのが、「赤ちゃんが持ちやすくする」のか「哺乳瓶そのものを固定する」のかという違いです。
一見すると似ていますが、使い方は同じではありません。
赤ちゃんが持ちやすくなるグッズであれば、大人が見守りながら「自分で持ちたい」という動きをサポートする目的で考えられます。
一方、哺乳瓶を赤ちゃんの口元に固定するタイプの場合、
「これなら自分が持っていなくても飲んでくれる」
と考えやすくなります。
しかし、哺乳瓶を固定できるからといって、赤ちゃんだけにしてよいということではありません。
セルフ飲みグッズを検討するときは、商品の便利さだけでなく、その商品を使ったときに授乳がどのような状態になるのかまで考えてみましょう。
「ミルクのセルフ飲みグッズを買おうかな」と思ったら、すぐに商品を選ぶのではなく、まず次のポイントを確認してみてください。
①何のために使いたいのか
「赤ちゃんが哺乳瓶を持ちたがるからサポートしたい」のか、「授乳中に完全に手を離したい」のかでは目的が違います。
特に「その間に別の部屋で家事をしたい」という目的になっている場合は、使い方をもう一度考えてみましょう。
②赤ちゃん自身が哺乳瓶に興味を持っているか
月齢が上がったからといって、必ずセルフ飲みを始める必要はありません。
自分で持ちたがらない赤ちゃんにグッズを使ってまでセルフ飲みを練習させる必要もないでしょう。
③大人がそばで見守れるか
グッズを使っていても、授乳中の見守りは必要です。
「ホルダーを使う=大人が見ていなくても飲める」と考えないことが大切です。
④商品の対象月齢や使用方法に合っているか
セルフ飲みグッズを購入する場合は、商品の対象月齢や使用方法、注意事項などを必ず確認しましょう。
「SNSで使っている人が多いから」「口コミが良かったから」という理由だけで判断せず、自分の赤ちゃんの発達や商品の使用条件に合っているかを確認してください。
哺乳瓶ホルダーを探している方にとって、気になるのは、
「どの商品なら楽にミルクを飲ませられる?」
という点かもしれません。
しかし、セルフ飲みグッズについては、便利さだけを基準に選ぶのはおすすめできません。
たとえば、
「しっかり固定できる」
という特徴は、一見するとメリットに感じます。
ところが、授乳では固定力が高いことが、そのまま安全性の高さを意味するわけではありません。
むしろ、哺乳瓶が固定されていることで、
「もう大丈夫だろう」
と大人が目を離してしまう使い方には注意が必要です。
これはセルフ飲みグッズ選びで見落としやすいポイントです。
商品ページを見るときにも、
「どれくらい固定できるか?」
だけではなく、
「どのような姿勢・環境で使用する商品なのか?」
「大人がどのように見守ることを想定しているのか?」
「メーカーが禁止している使い方はないか?」
まで確認するといいでしょう。
哺乳瓶ホルダーなどを使う最大のメリットとして、「大人の手が空くこと」を期待している方もいるでしょう。
しかし、ここでも記事前半でお伝えした、
「手が空く」と「目を離せる」は別
という考え方が重要になります。
たとえば、赤ちゃんが自分で哺乳瓶を持っていて、大人が横で洗濯物を畳む。
この場合、大人の両手は空いていても、赤ちゃんの様子は確認できます。
一方、
「ホルダーで哺乳瓶を固定したから大丈夫」
と考えて別の部屋へ移動してしまうと、赤ちゃんがむせたり飲みにくそうにしたりしても、すぐには気づけません。
そのため、セルフ飲みグッズを使うとしても、「赤ちゃんから離れるための道具」ではなく、「大人がそばで見守りながらサポートするための道具」として考えたほうが安心です。
「そろそろ生後6ヶ月だから、セルフ飲み用のホルダーを買っておこう」
と準備する必要はありません。
赤ちゃんによっては、自分で哺乳瓶を持つことにあまり興味を示さないまま、コップなど次の飲み方へ進んでいくこともあります。
そう考えると、セルフ飲みグッズを「月齢が来たら用意する育児用品」にする必要はないでしょう。
運営者としておすすめしたいのは、
「グッズを買ってセルフ飲みさせる」のではなく、「赤ちゃんの様子を見て、必要ならグッズを検討する」という順番です。
赤ちゃんが自分で持ちたがるのであれば、まずは大人が手を添えながら様子を見る。
それで特に困らないのであれば、専用グッズを買わなくてもいいかもしれません。
反対に、何らかのサポート用品を検討するのであれば、対象月齢やメーカーの使用方法を確認したうえで、必ず大人が見守れる環境で使用しましょう。
セルフ飲みグッズは、「これさえあれば一人でミルクを飲ませられる便利アイテム」ではありません。
「本当にわが家に必要?」
と一度考えてから選ぶことが、赤ちゃんにも大人にも合ったセルフ飲みにつながります。
(画像引用:リショップナビ公式サイト)
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クッションやタオルで哺乳瓶を固定してセルフ飲みさせてもいい?
ミルクのセルフ飲みをさせたいと考えたとき、
「専用のホルダーを買わなくても、クッションで哺乳瓶を支えればいいのでは?」
「タオルを丸めて哺乳瓶を固定できそう」
と思う方もいるかもしれません。
家にあるものですぐ試せるため便利に感じますが、クッションやタオルを使って哺乳瓶を赤ちゃんの口元に固定し、そのまま一人で飲ませる方法はおすすめできません。
ここで考えたいのは、「クッションとタオルのどちらなら安全?」という比較ではありません。
大切なのは、赤ちゃんの口元に哺乳瓶を固定した状態で、大人が授乳を赤ちゃん任せにしてしまわないことです。
授乳クッションなどを赤ちゃんの近くに置き、その上に哺乳瓶を立てかければ、手で持たなくても乳首を口元に合わせられることがあります。
一見すると、
「赤ちゃんは寝ているだけだから楽そう」
「哺乳瓶の角度もキープできて便利」
と思うかもしれません。
しかし、クッションは本来、哺乳瓶を安全に固定して無人で授乳するためのものではありません。
また、最初はちょうどよい位置に哺乳瓶があったとしても、赤ちゃんが頭や体を動かしたり、クッションがずれたりすれば位置関係も変わります。
それにもかかわらず、
「クッションで固定してあるから大丈夫」
と思って大人がその場を離れてしまうことが問題です。
特に注意したいのは、
「哺乳瓶が倒れない=安全に授乳できている」ではない
ということ。
セルフ飲みで確認したいのは哺乳瓶の安定性だけではありません。
赤ちゃんがむせていないか、飲みにくそうにしていないか、姿勢が崩れていないかなど、授乳中の様子そのものを大人が確認する必要があります。
「ミルク セルフ飲み タオル」と検索している方の中には、タオルを丸めたり折りたたんだりして哺乳瓶を支える方法を探している方もいるでしょう。
タオルならどの家庭にもありますし、わざわざセルフ飲みグッズを購入する必要もありません。
ただし、タオルを哺乳瓶ホルダー代わりにして、赤ちゃんだけでミルクを飲ませる方法は避けましょう。
そもそも一般的なタオルは、哺乳瓶を口元に固定するために作られた製品ではありません。
「ちょうどよい角度にできた」
としても、それを理由に安全な授乳方法だと判断することはできません。
さらに、
「タオルで固定する」
↓
「両手が空く」
↓
「その間に家事を済ませる」
↓
「赤ちゃんから目を離す」
となってしまうと、セルフ飲みを取り入れる本来の目的からも離れてしまいます。
タオルを使うかどうかではなく、授乳中の赤ちゃんを一人にする状態になっていないかを判断基準にしましょう。
ここまで読むと、
「それならタオルやクッションではなく、専用の哺乳瓶ホルダーを買えばいいの?」
と思うかもしれません。
しかし、
「タオル・クッション=危険、専用品=安全」
と単純に分けて考えるのもおすすめできません。
前の章でも触れたように、哺乳瓶ホルダーやセルフ飲みグッズにはさまざまな商品があります。
商品を検討する場合は、対象月齢や使用方法、注意事項を確認し、メーカーが想定している方法で使うことが基本です。
ただ、専用グッズを使った場合でも、
「固定できたから、あとは赤ちゃんに任せよう」
という使い方になってしまえば、安全面での問題は残ります。
つまり、大切なのは何を使って固定したかではなく、固定したあとにどのように授乳するかなのです。
ここは、ミルクのセルフ飲みについて運営者として特に伝えたいポイントです。
「セルフ飲み」という言葉から、
大人が哺乳瓶を持たなくてもミルクを飲める状態を作ること
がゴールのように感じるかもしれません。
しかし、本来注目したいのは、赤ちゃんが成長して、
「哺乳瓶に触ってみたい」
「自分で持ってみたい」
という動きを見せるようになったことです。
そう考えると、
赤ちゃんが自分で哺乳瓶を持ちたがる
↓
大人がそばで支えながら持たせてみる
↓
少しずつ自分で飲む経験につなげる
という流れと、
クッションやタオルで哺乳瓶を固定する
↓
赤ちゃんだけで飲める状態を作る
↓
大人がその場を離れる
という流れは、同じ「セルフ飲み」と呼ばれていても目的が大きく違います。
記事内ではこの2つを分けて考えることをおすすめします。
「タオルで哺乳瓶を固定したい」
と思ったときには、まずその理由を考えてみましょう。
たとえば、
「上の子のご飯も用意しなければならない」
「双子なので同時にミルクを飲ませるのが大変」
「毎回の授乳で手がふさがってしまうのがつらい」
など、セルフ飲みを考える背景には親側の切実な事情があることも少なくありません。
その負担そのものを否定する必要はありません。
ただし、
「育児を少し楽にする工夫」と「授乳中に赤ちゃんから目を離すこと」は分けて考える
ことが重要です。
たとえば赤ちゃんが自分で哺乳瓶を持ちたがるなら、大人が隣に座って見守りながら持たせてみる。
両手が空いたとしても、その時間にできるのは赤ちゃんのすぐそばでできることにする。
このように「見守れる範囲で負担を減らす」という考え方もあります。
クッションやタオルを使えるかどうかだけを考えるのではなく、
「赤ちゃんが安全に飲めて、大人も無理をしすぎない方法は何だろう?」
という視点でセルフ飲みとの付き合い方を考えてみてください。
ミルクをセルフ飲みしない!生後7ヶ月・8ヶ月でも持たないのは遅い?
「生後7ヶ月なのに哺乳瓶を自分で持ちません」
「生後8ヶ月でセルフ飲みしないのは遅い?」
「同じ月齢の子は自分でミルクを飲んでいるのに……」
赤ちゃんの月齢が上がってくると、セルフ飲みをしないことが気になる方もいるでしょう。
SNSなどで同じくらいの月齢の赤ちゃんが上手に哺乳瓶を持っている姿を見ると、「うちの子も練習させたほうがいい?」と思ってしまいますよね。
しかし、ミルクのセルフ飲みをしないからといって、それだけで発達が遅いと判断する必要はありません。
赤ちゃんによって興味を示すものや発達のペースは違います。
セルフ飲みは「生後○ヶ月までに必ずできなければならないこと」と考えず、赤ちゃん自身の様子を見ながら付き合っていきましょう。
哺乳瓶との関わり方は赤ちゃんによってさまざまです。
早い時期から哺乳瓶に両手を添える子もいれば、月齢が上がっても大人に持ってもらって飲むほうを好む子もいます。
また、
「おもちゃは両手で持てるのに、哺乳瓶は持とうとしない」
ということもあるでしょう。
これは必ずしも「持てない」とは限りません。
単純に、
「ミルクは大人に持ってもらって飲むもの」
という授乳スタイルに慣れていて、自分で持つ必要性を感じていない可能性もあります。
反対に、自分で何でもやりたがる赤ちゃんなら、哺乳瓶にも積極的に手を伸ばすことがあります。
そのため、
「生後○ヶ月なのにセルフ飲みしない」だけを切り取って、ほかの赤ちゃんと比較しない
ことが大切です。
セルフ飲みをしないことが気になると、
「手の発達が遅れているのかな?」
と心配になることもあると思います。
ただし、赤ちゃんの発達は哺乳瓶を持つ・持たないという一つの行動だけで判断できるものではありません。
たとえば、
- おもちゃに手を伸ばす
- 両手で物を持つ
- 持ったものを口元へ運ぶ
- 手から手へ物を持ち替える
など、普段の遊びの中でも手を使う場面はたくさんあります。
哺乳瓶は持たなくても、おもちゃや離乳食用のスプーンなどには積極的に手を伸ばす赤ちゃんもいるでしょう。
そうであれば、
「セルフ飲みしない=手を使えていない」
と単純に結びつける必要はありません。
一方、セルフ飲みだけではなく、日常生活の中で手や体の動きについて気になることがある場合は、乳幼児健診などの機会に小児科医や保健師へ相談してみると安心です。
「セルフ飲みしないなら練習させたほうがいい?」
と考える方もいるでしょう。
しかし、セルフ飲みだけを目的に無理な練習をする必要はありません。
赤ちゃんが哺乳瓶に興味を示しているなら、大人が持っている哺乳瓶に手を添えさせてみる程度から始めてもよいでしょう。
自分から持とうとするのであれば、大人が支えながら持たせてみます。
一方、手を離したり嫌がったりするなら、無理に持たせなくても大丈夫です。
セルフ飲みを練習するときに避けたいのは、
「もう8ヶ月なんだから持って」
「ほかの子はできているから練習しなきゃ」
と、月齢だけを理由に焦ってしまうことです。
赤ちゃんが自分で持つことに興味を示したタイミングでサポートするくらいに考えておきましょう。
ここは「セルフ飲みしない」と悩んでいる方に、特に知っておいてほしいポイントです。
セルフ飲みを必ず習得してから哺乳瓶を卒業しなければならないわけではありません。
赤ちゃんが成長すると、ミルクだけではなく離乳食から栄養をとる割合も増えていきます。
飲み物についても、成長に合わせてコップなどを使う機会が増えていきます。
そのため、
大人に哺乳瓶を持ってもらってミルクを飲む
↓
離乳食が進む
↓
コップなどから自分で飲む経験が増える
↓
哺乳瓶を卒業する
という進み方をすることも考えられます。
つまり、
「哺乳瓶を自分で持つ」という段階を必ずクリアしなければ次へ進めないわけではない
のです。
「セルフ飲みしないから、哺乳瓶を持つ練習をもっとしなきゃ」
と考える前に、赤ちゃんの月齢や離乳食の進み具合によっては、別の飲み方に目を向けてもいいでしょう。
特に月齢が上がってきたら、「哺乳瓶をどうやって自分で持たせるか」だけではなく、
「これから自分で水分を飲めるようになるには、どんな経験をさせてあげればいい?」
という視点に変えてみるのがおすすめです。
哺乳瓶でセルフ飲みできなくても、成長とともにコップから飲む力が育っていけば、「自分で飲む」という目的にはつながっていきます。
セルフ飲みをゴールにする必要はありません。
運営者として特にお伝えしたいのは、育児では「できる・できない」を一つずつチェックしすぎないことです。
SNSを見ると、
「6ヶ月でセルフ飲みしました!」
「7ヶ月で自分で哺乳瓶を持てました!」
といった投稿が目に入ることがあります。
すると、それが標準のように感じてしまうかもしれません。
しかし、その赤ちゃんと自分の赤ちゃんでは、発達のペースも性格も普段の授乳方法も違います。
だからこそ、
「何ヶ月でセルフ飲みできたか」より、「赤ちゃんが今どんなことに興味を持ち、どんなことができるようになっているか」
を見てあげるほうが大切です。
セルフ飲みをしないのであれば、今まで通り大人が哺乳瓶を持ってあげても構いません。
自分で持ちたくなったら、そのときにサポートする。
月齢が上がってきたら、コップなど次の飲み方も少しずつ経験してみる。
このくらい柔軟に考えておくと、「セルフ飲みしないけど大丈夫?」という不安も小さくなるのではないでしょうか。
セルフ飲みは赤ちゃんの成長を見る一つの場面ではあっても、「できなければならない課題」ではありません。
周りの赤ちゃんと比べるより、目の前の赤ちゃんのペースに合わせて「自分で飲む力」を育てていきましょう。
保育園ではミルクをセルフ飲みさせる?家庭との違いも確認しよう
保育園への入園が近づいてくると、
「保育園ではミルクを自分で飲ませるの?」
「セルフ飲みできないと先生が困る?」
「入園するまでに哺乳瓶を自分で持てるようにしたほうがいい?」
と気になる方もいるでしょう。
特に0歳児クラスでは複数の赤ちゃんが一緒に過ごすため、「先生が一人ひとり抱っこしてミルクを飲ませるのは難しいのでは?」と思うかもしれません。
しかし、保育園に入るからという理由だけで、家庭でセルフ飲みを練習させる必要があるとは限りません。
保育園によって授乳の方法や使用する哺乳瓶、ミルクの種類、離乳食の進め方などは異なります。
まずは入園予定の園へ確認することが大切です。
保育園でのミルクの飲ませ方については、
「保育園ならこうする」
と一括りにはできません。
赤ちゃんの月齢や発達、園の方針などによって対応が異なるからです。
家庭では赤ちゃんが自分で哺乳瓶を持って飲んでいたとしても、保育園では先生が授乳をサポートする場合もあるでしょう。
反対に、月齢が上がっていれば、離乳食や水分補給の状況に合わせてコップなどを使うことも考えられます。
そのため、ネット上で、
「うちの保育園ではこうだった」
という体験談を見つけても、それが自分の子どもが通う保育園にも当てはまるとは限りません。
保育園でのセルフ飲みについて知りたい場合は、通う予定の園へ直接確認するのが最も確実です。
保育園入園を控えていると、
「先生の負担にならないように、できることを増やしておかなきゃ」
と思ってしまうことがあります。
しかし、
「保育園に入る=哺乳瓶を自分で持てなければならない」
と考える必要はありません。
そもそもセルフ飲みを始める時期には個人差があります。
生後6〜8ヶ月頃でも自分で哺乳瓶を持ちたがる赤ちゃんもいれば、大人に持ってもらって飲むほうを好む赤ちゃんもいます。
保育園入園という期限を理由に、
「あと1ヶ月でセルフ飲みできるようにしなきゃ」
と無理に練習させる必要はないでしょう。
むしろ、入園前に確認したいのは、
「セルフ飲みできますか?」より「園では普段どのようにミルクを飲ませていますか?」
という点です。
園のやり方が分かってから、家庭で何か準備したほうがよいことがあるのか相談してみましょう。
入園前の面談などでは、ミルクについて次のようなことを確認しておくと安心です。
- ミルクは園で用意するのか、家庭から持参するのか
- 使用できる哺乳瓶や乳首に指定があるか
- 普段どのような姿勢で授乳しているか
- 家庭で使っている哺乳瓶を事前に伝える必要があるか
- コップなどへの移行をどのように進めているか
- 家庭で練習しておいたほうがよいことはあるか
そして、保育園側にも家庭での様子を伝えておきましょう。
たとえば、
「家では抱っこで飲んでいます」
「最近、自分で哺乳瓶を持ちたがります」
「まだセルフ飲みはしません」
など、普段の授乳方法を共有しておけば、先生も赤ちゃんの状況を把握しやすくなります。
入園後、
「保育園ではコップで飲めるのに、家ではやってくれない」
「園では自分で飲もうとするのに、家では哺乳瓶を持ってくれない」
といった違いが出てくることも考えられます。
しかし、家庭と保育園では環境が違います。
周りに同じくらいの年齢の子どもがいる保育園と、いつもの家族と過ごす家庭では、赤ちゃんの行動がまったく同じになるとは限りません。
「保育園ではできているのだから家でもやらせなきゃ」と急ぐのではなく、家庭では家庭のペースで進めればよいでしょう。
反対に、家でセルフ飲みできているからといって、
「保育園でもセルフでお願いします」
と決めるのではなく、園の方針に沿って相談することが大切です。
運営者として特に伝えたいのは、保育園入園をセルフ飲み習得の締め切りにしなくてもいいということです。
入園前は、
「哺乳瓶を自分で持てない」
「コップ飲みがまだできない」
「離乳食をあまり食べない」
など、できないことが次々と気になってしまう時期でもあります。
しかし、赤ちゃんは入園した瞬間にすべてを一人でできなければならないわけではありません。
まずは、
「うちの子は今こういう飲み方をしています」
と保育園に伝える。
そのうえで、
「家庭で何か練習しておいたほうがいいことはありますか?」
と聞く。
この順番がおすすめです。
ネットでほかの保育園のセルフ飲み事情を調べ続けるより、自分の子どもが実際に通う園の方針を確認したほうが、入園準備として役立つ情報を得られます。
セルフ飲みは「保育園へ行くために必ず身につけるもの」ではありません。
家庭と保育園で情報を共有しながら、その子の発達に合わせた飲み方を考えていくことのほうが大切です。
セルフ飲みより大切!赤ちゃんが自分で飲む力を育てるステップ
「ミルクを自分で飲めるようになってほしい」と考えると、つい「どうすれば哺乳瓶を自分で持ってくれる?」ということに意識が向きがちです。
しかし、赤ちゃんの成長を長い目で見ると、哺乳瓶を自分で持てるようになることだけがゴールではありません。
これから離乳食が進み、成長していく中で大切になってくるのは、自分で水分を飲めるようになることです。
そのため、
「セルフ飲みを練習する」
↓
「哺乳瓶を一人で持てるようにする」
だけで考えるのではなく、
「赤ちゃんが自分で飲む力をどう育てていくか」
という視点で考えてみるのがおすすめです。
STEP1|哺乳瓶に手を添える
最初から赤ちゃん一人で哺乳瓶を持たせる必要はありません。
授乳中に赤ちゃんが哺乳瓶へ手を伸ばすようになったら、まずは自由に触らせてあげましょう。
両手を哺乳瓶に添えることもあれば、乳首の近くを触ったり、すぐに手を離したりすることもあります。
この段階では、
「ちゃんと持たせなきゃ」
と考えなくても大丈夫です。
赤ちゃん自身が哺乳瓶に興味を持っているのであれば、その気持ちを尊重する程度で十分でしょう。
反対に、哺乳瓶にまったく手を伸ばさなくても、無理に手を添えさせる必要はありません。
セルフ飲みは「練習を始める月齢」が決まっているものではないため、赤ちゃんのペースに合わせます。
STEP2|大人が支えながら両手で持たせてみる
哺乳瓶を自分からつかむようになってきたら、大人が一緒に支えながら持たせてみてもよいでしょう。
ここでポイントになるのが、
「いきなり全部任せないこと」
です。
赤ちゃんが両手で持っていたとしても、大人が必要に応じて哺乳瓶を支えます。
哺乳瓶の角度が変わったり、途中で手を離したりすることもあるため、赤ちゃんの様子を見ながらサポートしてください。
そして、上手に持てたからといって、
「これでセルフ飲み完成!」
と考える必要もありません。
今日は自分で持ったのに、翌日は大人に持ってほしがることもあるでしょう。
赤ちゃんの「今日は自分でやりたい」「今日はやってほしい」という気持ちに合わせて柔軟に考えて構いません。
STEP3|離乳食が進んだらコップなどで飲む経験も
離乳食が進んでくると、ミルク以外の場面でも水分を飲む機会が出てきます。
この時期になったら、哺乳瓶のセルフ飲みだけにこだわらず、コップなどから飲む経験にも目を向けてみましょう。
「まだ哺乳瓶を自分で持てないのに、次へ進んでいいの?」
と思うかもしれません。
しかし、
哺乳瓶を自分で持てるようになる→次にコップへ進む
という決まった順番があるわけではありません。
大人に哺乳瓶を持ってもらいながらミルクを飲んでいる赤ちゃんでも、離乳食のときには別の方法で水分を飲む経験をしていくことができます。
そのため、「セルフ飲みしない」と悩んでいる場合でも、哺乳瓶を持つことだけを繰り返し練習する必要はないでしょう。
STEP4|「自分で飲める」を哺乳瓶卒業へつなげる
月齢が上がってくると、いずれ哺乳瓶を卒業する時期がやってきます。
ここで考えてみたいのが、
「今からセルフ飲みを完璧に覚えさせる必要がある?」
ということです。
たとえば、月齢が上がってからセルフ飲みをしないことに気づき、
「今から哺乳瓶を自分で持つ練習をさせなきゃ」
と焦ったとします。
しかし、これからコップなどで飲む機会が増えていくのであれば、哺乳瓶を自分で持つことだけに時間をかける必要性は高くないかもしれません。
哺乳瓶をセルフで持てるようになることより、
- 自分で飲み物に興味を持つ
- 飲みたいときに飲もうとする
- コップなどを使う経験を重ねる
- 少しずつ大人のサポートを減らしていく
という流れを意識すると、「自分で飲む力」をより広い視点で考えられます。
運営者として、今回の記事で特にお伝えしたいのがここです。
ミルクのセルフ飲みについて検索すると、
「○ヶ月からできる」
「○ヶ月なのにできない」
という月齢の話に目が向きやすくなります。
しかし、セルフ飲みを単独の発達イベントとして考えると、
「うちの子はまだできない」
「練習させなきゃ」
と焦る原因になってしまいます。
そこでおすすめしたいのが、
セルフ飲みを「自分で飲む力が育っていく途中の一場面」として見ることです。
たとえば、
哺乳瓶を触る
↓
大人と一緒に持つ
↓
自分で持ちたがる
↓
コップなどにも興味を持つ
↓
少しずつ自分で水分を飲めるようになる
という大きな流れで見れば、「哺乳瓶をセルフ飲みできるようにすること」だけにこだわる必要がないことが分かります。
また、すべての赤ちゃんがこの順番通りに進むわけでもありません。
哺乳瓶は最後まで大人に持ってもらっていたのに、コップには積極的に手を伸ばす子もいるでしょう。
それも一つの成長の仕方です。
「ミルクのセルフ飲みはいつから?」
という疑問への答えを月齢だけで探してしまうと、
「6ヶ月だから始めなきゃ」
「8ヶ月なのに遅い?」
と数字に振り回されやすくなります。
そこで、月齢と一緒に見てほしいのが赤ちゃん自身の行動です。
哺乳瓶に手を伸ばすなら、大人と一緒に持ってみる。
自分で持ちたがるなら、そばで見守りながら経験させる。
まだ持ちたがらないなら、今まで通り大人が授乳する。
月齢が上がってきたら、コップなど別の飲み方も経験してみる。
このように考えると、セルフ飲みを無理に「習得させるもの」にしなくてもよくなります。
「何ヶ月からセルフ飲みさせるか」ではなく、「今の赤ちゃんが自分でやりたがっていることを、安全な範囲でどうサポートするか」。
この視点を持っておくことが、セルフ飲みだけでなく、その先の「自分で飲む力」を育てることにもつながっていくでしょう。
ミルクのセルフ飲みに関するよくある質問
最後に、ミルクのセルフ飲みについてよくある疑問をQ&A形式でまとめました。
「うちの子の場合はどうすればいい?」と迷ったときの参考にしてください。
生後3ヶ月でミルクをセルフ飲みさせてもいい?
生後3ヶ月頃は、まだ大人が哺乳瓶を持って授乳することを基本に考えましょう。
この時期に赤ちゃんの手が偶然哺乳瓶に触れたり、手を添えたりすることはあっても、「そろそろセルフ飲みを練習させなきゃ」と考える必要はありません。
特に、
「クッションに哺乳瓶を立てかければ自分で飲めそう」
「タオルで固定しておけば、その間に家事ができそう」
といった方法で一人にすることは避けましょう。
セルフ飲みは早くできるほどよいものではありません。
赤ちゃんが成長して自分から哺乳瓶に興味を持つようになったら、まずは大人がそばで支えながら「触る・持ってみる」ところから考えれば十分です。
生後6ヶ月なのに哺乳瓶を自分で持たないけど大丈夫?
生後6ヶ月になっても哺乳瓶を自分で持たないからといって、それだけで「遅い」と判断する必要はありません。
赤ちゃんによっては哺乳瓶に積極的に手を伸ばすことがありますが、大人に持ってもらって飲むことを好む子もいます。
「6ヶ月=セルフ飲み開始」という決まりがあるわけではありません。
普段の生活の中で、おもちゃに手を伸ばしたり、物をつかんだりする様子も含めて赤ちゃん全体の発達を見ていきましょう。
セルフ飲みだけが気になるのであれば、無理に練習させる必要はありません。
生後8ヶ月でもセルフ飲みしないのは遅い?
生後8ヶ月頃になると、SNSなどで自分で哺乳瓶を持っている赤ちゃんを見かけることも増え、「うちの子はまだしない」と心配になるかもしれません。
しかし、8ヶ月だからセルフ飲みができなければならないわけではありません。
哺乳瓶を持つことに興味がない子もいます。
また、この頃になると離乳食が進み、コップなどから飲む経験を取り入れていくこともあります。
そのため、セルフ飲みをしないことだけを理由に、「今から急いで哺乳瓶を持つ練習をさせよう」と焦らなくてもよいでしょう。
哺乳瓶のセルフ飲みをゴールにするのではなく、その先の「自分で水分を飲む力」まで含めて考えるのがおすすめです。
哺乳瓶ホルダーを使えば目を離しても大丈夫?
哺乳瓶ホルダーを使っているからといって、赤ちゃんから目を離してよいわけではありません。
商品によって使用方法は異なるため、対象月齢や注意事項などメーカーの説明を必ず確認してください。
そして、特に注意したいのが、
「ホルダーで固定できた」
↓
「自分が持たなくてもいい」
↓
「赤ちゃんを一人にしても大丈夫」
と考えてしまうことです。
記事内でも繰り返しお伝えしていますが、
「手を離せる」と「目を離せる」は別です。
グッズを使う場合でも、大人がそばで赤ちゃんの様子を確認できる環境を優先しましょう。
タオルで哺乳瓶を固定してセルフ飲みさせてもいい?
タオルを丸めたり折りたたんだりして、哺乳瓶を赤ちゃんの口元に固定し、一人で飲ませる方法はおすすめできません。
「専用ホルダーを買うほどではないから、タオルで代用したい」と考える方もいるかもしれませんが、一般的なタオルは哺乳瓶を固定して授乳するための専用品ではありません。
また、大切なのは「タオルなら危険、専用品なら安全」という単純な違いではありません。
哺乳瓶を固定した状態で赤ちゃんだけに授乳を任せてしまうこと自体に注意が必要です。
タオルやクッションで固定できるかどうかではなく、「大人がそばで見守りながら授乳できているか」を判断基準にしましょう。
セルフ飲みできないと保育園で困る?
保育園へ入園するからといって、必ずセルフ飲みを習得しておかなければならないとは限りません。
園によって授乳方法や考え方は異なります。
そのため、
「保育園に入るまでにセルフ飲みできるようにしなきゃ」
と自己判断で練習を始めるより、入園予定の保育園へ確認するのがおすすめです。
「家では大人が哺乳瓶を持って飲ませていますが、入園までに練習しておいたほうがよいことはありますか?」
と聞けば、家庭で準備すべきことも分かりやすくなります。
保育園入園をセルフ飲み習得の締め切りにする必要はありません。
セルフ飲みしないまま哺乳瓶を卒業してもいい?
セルフ飲みを習得してからでなければ哺乳瓶を卒業できないわけではありません。
赤ちゃんが成長すると、離乳食が進むとともに、コップなどから水分を飲む経験も増えていきます。
そのため、
「哺乳瓶を自分で持つ」
↓
「セルフ飲みをマスターする」
↓
「哺乳瓶を卒業する」
という順番に必ず進む必要はありません。
大人に哺乳瓶を持ってもらっていた子が、そのままコップなど別の飲み方へ移行していくことも考えられます。
「哺乳瓶を自分で持てるか」ではなく、「成長に合わせて自分で水分を飲む経験が増えているか」という広い視点で考えてみましょう。
セルフ飲みを途中でやめても大丈夫?
赤ちゃんが一度自分で哺乳瓶を持つようになったからといって、毎回セルフ飲みを続けなければならないわけではありません。
昨日は自分で持っていたのに、今日は大人に持ってほしがることもあるでしょう。
その場合も、
「もう自分で飲めるんだから持って」
と無理にセルフ飲みさせる必要はありません。
抱っこで飲ませる日があっても、自分で持ちたがる日があってもOKです。
セルフ飲みは一度習得したら必ず続ける「トレーニング」ではなく、赤ちゃんの成長やその日の様子に合わせて柔軟に考えるものとして付き合っていくとよいでしょう。
この記事のまとめ|ミルクのセルフ飲みは「いつから」より安全に飲める環境を優先しよう
「ミルクのセルフ飲みはいつから?」と気になりますが、「○ヶ月になったらセルフ飲みを始める」という明確なスタートラインがあるわけではありません。
赤ちゃんによっては、成長とともに哺乳瓶に手を添えたり、両手で持ちたがったりするようになります。一方で、月齢が上がっても大人に哺乳瓶を持ってもらうことを好む子もいます。
そのため、セルフ飲みについては月齢だけで判断せず、
- 自分から哺乳瓶に手を伸ばしているか
- 両手で物を持てるようになっているか
- 自分で持ちたがっているか
- 大人がそばで安全に見守れるか
といった点を見ながら考えてみましょう。
そして、この記事で特に覚えておいてほしいのが、「自分で哺乳瓶を持てる」と「赤ちゃん一人に任せて飲ませてよい」は別ということです。
赤ちゃんが上手に哺乳瓶を持てるようになったとしても、授乳中は大人がそばで様子を確認しましょう。
また、セルフ飲み用のホルダーやグッズ、クッション・タオルなどについても、「哺乳瓶を固定できるから目を離して大丈夫」と考えないことが大切です。
特にタオルやクッションで哺乳瓶を固定し、赤ちゃんだけで飲ませる方法は避けましょう。
一方で、「セルフ飲みはかわいそうなのでは?」と必要以上に罪悪感を持つ必要もありません。
赤ちゃん自身が哺乳瓶を持ちたがっているのであれば、大人がそばで見守りながらその気持ちを尊重することもできます。
セルフ飲み中でも声をかけたり、必要なときには哺乳瓶を支えたりできます。
大切なのは、
「抱っこ授乳かセルフ飲みか」という0か100かで考えないこと。
家庭の状況や赤ちゃんの様子に合わせて使い分けていきましょう。
また、「生後7ヶ月・8ヶ月なのにセルフ飲みしない」と心配している方も、哺乳瓶を持たないことだけで焦る必要はありません。
セルフ飲みは、必ず習得しなければならない育児の課題ではないからです。
月齢が上がってきたら、哺乳瓶を自分で持つことだけにこだわらず、コップなどから水分を飲む経験へつなげていくという考え方もあります。
運営者としておすすめしたいのは、セルフ飲みをゴールではなく「自分で飲む力」が育つ途中の一場面として考えることです。
「何ヶ月からセルフ飲みさせなきゃいけない?」
ではなく、
「今、この子は何を自分でやりたがっている?」
と赤ちゃんの様子を見てみてください。
自分で哺乳瓶を持ちたがったら、大人がそばでサポートする。まだ持ちたがらなければ、無理に練習させない。そして成長に合わせて、次の飲み方も経験していく。
セルフ飲みを早くできるようにすることより、赤ちゃんが安全に飲めることを最優先にしながら、その子なりの「自分で飲む力」をゆっくり育てていきましょう。
(画像引用:リショップナビ公式サイト)
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