離乳食が進んでくると、「そろそろ鶏肉を食べさせてもいいのかな?」と気になりますよね。
豆腐や白身魚には慣れてきたものの、鶏肉はいつから食べられるのか、ささみとひき肉ならどちらがいいのか、どんな順番でお肉を進めればいいのかなど、初めてだと迷うことも多いのではないでしょうか。
鶏肉は、赤ちゃんの離乳食の進み具合を見ながら、脂肪の少ないささみなど食べやすいものから少しずつ取り入れていくのがポイントです。ただし、鶏肉は加熱するとパサパサしやすいため、細かくするだけでなく、とろみをつけたり、おかゆや野菜と混ぜたりして食べやすくする工夫も大切です。
また、「初めての鶏肉は手作りじゃないとダメ?」と心配になるかもしれませんが、月齢や原材料を確認しながら市販のベビーフードを活用する方法もあります。
この記事では、離乳食の鶏肉はいつから食べられるのかをはじめ、お肉を進める順番、初めての鶏肉の進め方、鶏ひき肉を使う時期、食べやすくする調理方法や月齢別レシピまでまとめました。
「今日から鶏肉を始めても大丈夫?」「スーパーではどの鶏肉を買えばいい?」と迷っている方も、ぜひ離乳食を進める際の参考にしてくださいね。
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離乳食の鶏肉はいつから?目安は離乳食中期ごろから
「離乳食で鶏肉はいつから食べさせていいの?」と迷ったら、離乳食中期(生後7〜8ヶ月ごろ)からをひとつの目安にするとよいでしょう。
離乳食初期(生後5〜6ヶ月ごろ)は、おかゆや野菜、豆腐、白身魚などを少しずつ経験していく時期です。鶏肉を急いで取り入れる必要はなく、離乳食に慣れてきてから徐々に食材の種類を広げていきましょう。
鶏肉を始める際は、「生後7ヶ月になったから大丈夫」と月齢だけで決めるのではなく、赤ちゃんの離乳食の進み具合も確認することが大切です。
たとえば、
- おかゆや野菜を上手に飲み込める
- 豆腐や白身魚などのたんぱく質を食べた経験がある
- 舌で食べ物をつぶして飲み込めるようになってきた
といった様子が見られれば、鶏肉にチャレンジするタイミングを考えやすくなります。
最初は脂肪が少ない鶏ささみなどが使いやすいでしょう。十分に加熱したものを細かくほぐし、少量から様子を見ながら進めます。
鶏ささみは加熱するとパサつきやすいため、おかゆや野菜に混ぜたり、とろみをつけたりすると赤ちゃんも食べやすくなります。
「離乳食 鶏肉 レシピ 初期」と検索して、初期から鶏肉を食べさせたほうがいいのでは?と感じる方もいるかもしれません。
しかし、離乳食初期から無理に鶏肉を取り入れる必要はありません。
初期は、なめらかにすりつぶした食べ物を飲み込むことに慣れていく段階です。まずはいろいろな食材を少しずつ経験し、離乳食が進んでから鶏肉へステップアップしていけば十分です。
周りの赤ちゃんが鶏肉を食べ始めていても、焦って同じペースに合わせる必要はありません。
鶏肉の取り入れ方を離乳食の時期ごとに整理すると、次のようなイメージです。
| 離乳食の時期 | 鶏肉の取り入れ方 | 食べさせ方の例 |
|---|---|---|
| 初期(5〜6ヶ月ごろ) | 急いで取り入れなくてOK | おかゆ・野菜・豆腐・魚などを中心に進める |
| 中期(7〜8ヶ月ごろ) | 少量からスタート | ささみを細かくほぐし、とろみをつける |
| 後期(9〜11ヶ月ごろ) | 種類や料理を少しずつ広げる | 鶏ひき肉や細かく刻んだ鶏肉を使う |
| 完了期(12〜18ヶ月ごろ) | 食べる力に合わせて料理の幅を広げる | 肉団子やハンバーグ、煮物など |
※月齢はあくまで目安です。赤ちゃんの離乳食の進み方や食べる力には個人差があります。
鶏肉を始めるときに私が特に大切だと思うのは、「何ヶ月から?」だけで判断しないことです。
同じ生後7ヶ月でも、離乳食を始めた時期や食べられる固さ・量は赤ちゃんによって違います。
「もう7ヶ月だから鶏肉を食べさせなきゃ」と焦るのではなく、今食べられている食材や形状を基準にして、一段ずつステップアップすると考えると進めやすいですよ。
離乳食で肉はいつから?鶏肉・豚肉・牛肉を進める順番
離乳食で豆腐や魚に慣れてくると、「次はお肉かな?」と考える方も多いですよね。
離乳食のお肉は、中期(生後7〜8ヶ月ごろ)から鶏肉を中心に少しずつ取り入れていくのがひとつの目安です。
ただ、「鶏肉→豚肉→牛肉と絶対にこの順番で食べさせなければいけない」というわけではありません。赤ちゃんの食べる力や離乳食の進み具合を見ながら、脂肪が少なく調理しやすいものから徐々に種類を増やしていきましょう。
お肉を取り入れるタイミングとして考えやすいのが、豆腐や白身魚などのたんぱく質に慣れてきたころです。
離乳食初期は、おかゆや野菜などから始め、豆腐や白身魚などへ食材の種類を広げていきます。
その後、離乳食中期になって食べられる食材が増えてきたら、鶏肉にもチャレンジしてみましょう。
ただし、「生後7ヶ月になったから今日から肉!」と月齢だけで切り替える必要はありません。
離乳食を始めた時期や食べる量には個人差があるため、赤ちゃんが今どのくらいの固さや形状を食べられているかも確認しながら進めることが大切です。
赤ちゃんが初めて食べるお肉として使いやすいのが、鶏ささみなど脂肪の少ない部位です。
ささみは脂肪が少なく、茹でたあとに細かくほぐせるため、離乳食にも取り入れやすい食材です。
一方で、加熱すると水分が抜けてパサつきやすいという特徴があります。
そのため最初は細かくほぐすだけではなく、
- おかゆに混ぜる
- 野菜のペーストや煮物に加える
- だしなどで水分を補う
- とろみをつけてまとめる
など、赤ちゃんが飲み込みやすくなるように工夫してみましょう。
離乳食のお肉は、脂肪の少ない鶏肉からスタートし、慣れてきたら豚肉や牛肉などへ種類を広げると考えると分かりやすいでしょう。
たとえば、
鶏ささみ → 鶏むね肉・鶏ひき肉 → 豚肉 → 牛肉
といった具合です。
ただし、これは「必ず守らなければいけない順番」という意味ではありません。
肉の種類だけでなく、脂身を取り除く、細かく刻む、やわらかく煮るなど、赤ちゃんの発達段階に合った状態に調理できているかも重要です。
「どのお肉か」だけではなく、「どんな状態で食べさせるか」までセットで考えてみてください。
離乳食のたんぱく質には、豆腐、魚、肉、卵などさまざまな食材があります。
「豆腐を何日食べたら魚、その次に鶏肉」と細かなスケジュールを決めたほうがいいのでは?と思うかもしれません。
しかし、離乳食の進み方には個人差があります。
私自身、離乳食を進めるうえでは、順番を完璧にこなすことよりも「今のわが子が無理なく食べられるものを少しずつ増やす」ことのほうが大切だと考えています。
SNSや周りの赤ちゃんを見て、「もう牛肉を食べている」「うちはまだ鶏ささみだけ」と焦る必要もありません。
まずは食べ慣れた豆腐や魚なども組み合わせながら鶏肉を取り入れ、慣れてきたら豚肉や牛肉へ。
「○ヶ月だから次のお肉」ではなく、「この食材を食べられるようになったから、次の食材を少し試してみよう」という感覚で進めると、離乳食のお肉も取り入れやすくなりますよ。
初めての鶏肉は何がいい?離乳食での進め方
初めて鶏肉を食べさせるときは、「ささみ?ひき肉?」「どのくらいの量から?」と迷いますよね。
離乳食で初めて鶏肉を取り入れるなら、脂肪が少なく調理しやすい鶏ささみなどから、少量ずつ試していくと進めやすいでしょう。
また、鶏肉はしっかり加熱することはもちろん、赤ちゃんが飲み込みやすい状態にすることも大切です。
初めての鶏肉には、脂肪が少ない鶏ささみが使いやすいです。
筋があれば取り除き、中まで十分に加熱してから、赤ちゃんが食べやすいように細かくほぐします。
ただし、ささみは加熱するとパサパサしやすい食材です。細かくほぐしただけでは口の中に残り、赤ちゃんがうまく飲み込めないこともあります。
そんなときは、だしやスープでのばしたり、とろみをつけたりしてみましょう。おかゆや食べ慣れた野菜に混ぜる方法もおすすめです。
初めて鶏肉を食べさせるときは、いきなりたくさん与えるのではなく、少量から始めて赤ちゃんの様子を確認しながら増やしていくのが基本です。
また、新しい食材を試すときは、食後の様子を確認しやすいタイミングを選ぶと安心です。
鶏肉を食べたあとに、じんましん、繰り返す嘔吐、咳、呼吸が苦しそうなど気になる症状が出た場合は、食べさせるのをやめて医療機関へ相談しましょう。呼吸困難やぐったりするなど強い症状がある場合は、速やかな受診が必要です。
鶏肉は生や加熱不足の状態で与えず、中心部までしっかり火を通します。
茹でたささみなら、加熱後に細かくほぐして赤ちゃんの食べる力に合わせてさらに刻むと使いやすくなります。
ここで注意したいのが、「細かくすればするほど食べやすい」とは限らないことです。
水分の少ない鶏肉を細かくすると、口の中でバラバラになって逆に飲み込みにくくなる場合があります。
そのため、粒の大きさだけではなく、水分を含ませて口の中でまとまりやすくすることも意識してみてください。
鶏肉を口に入れたものの、なかなか飲み込まない、口から出してしまうという場合は、とろみをつけると食べやすくなることがあります。
たとえば、
- だし+水溶き片栗粉であんかけにする
- おかゆに混ぜる
- かぼちゃやじゃがいもなどのペーストに混ぜる
- 野菜スープに加えてとろみをつける
などの方法があります。
特に初めての鶏肉は、食べ慣れている食材と組み合わせると取り入れやすいでしょう。
「ささみを食べなかったから、うちの子は鶏肉が嫌いなのかな」とすぐに判断する必要はありません。
赤ちゃんにとっては、味が嫌なのではなく、単純にパサパサした食感が食べにくかっただけという可能性もあります。
鶏肉に限らず、初めての食材を与えたあとは赤ちゃんの様子を確認しましょう。
食べた量や食べた時間を簡単に記録しておくと、「いつ・何を・どのくらい食べたか」をあとから確認しやすくなります。
離乳食を進めていると、「今日は○g食べさせなければ」「早く次の食材に進まなければ」と考えてしまいがちです。
しかし、私自身は初めての鶏肉で重要なのは、量を増やすことより「安全に食べられた経験を一つずつ積み重ねること」だと考えています。
最初の一口がうまくいかなかったとしても、焦る必要はありません。
パサついて食べにくそうならとろみをつける、粒が大きそうなら細かくするなど、赤ちゃんの反応を見ながら調理方法を変えていきましょう。
「食べなかった=鶏肉が嫌い」と決めつけず、食べやすい形を探していくことも離乳食の進め方のひとつですよ。
離乳食の鶏ひき肉はいつから?ささみ・むね肉・もも肉との違い
離乳食で鶏肉を食べられるようになると、次に気になるのが「鶏ひき肉はいつから使える?」「ささみから始めないとダメ?」ということではないでしょうか。
鶏肉といっても、ささみ・むね肉・もも肉・ひき肉では脂肪の量や調理のしやすさが異なります。
離乳食では、まず脂肪が少ないささみなどから始め、慣れてきたら鶏むね肉や鶏ひき肉などへ少しずつ種類を広げていくと考えると分かりやすいでしょう。
鶏ひき肉は、鶏肉に慣れてきたら離乳食の進み具合に合わせて取り入れていきます。
ひき肉は最初から細かくなっているため、「包丁で細かく刻む手間が少ない」というメリットがあります。忙しい日の離乳食作りにも便利ですよね。
一方で、加熱すると粒がポロポロして口の中でまとまりにくくなることがあります。
赤ちゃんが食べにくそうにしている場合は、水分を加えて煮たり、片栗粉などでとろみをつけたりすると食べやすくなります。
豆腐と混ぜて肉団子やハンバーグにするなど、離乳食後期以降のメニューにも活用しやすい食材です。
初めて鶏肉を取り入れるときに使いやすいのが鶏ささみです。
脂肪が少なく、茹でると手で細かくほぐせるため、赤ちゃんの食べる力に合わせて形状を調整しやすいのがメリットです。
ただし、「ささみ=赤ちゃんが食べやすい」とは限りません。
脂肪が少ないぶん、加熱するとパサつきやすいからです。
細かくほぐしたささみをそのまま口に入れると嫌がる場合は、おかゆや野菜ペーストに混ぜたり、とろみをつけたりしてみてください。
鶏むね肉も、離乳食に使いやすい部位のひとつです。
使用するときは皮や目立つ脂身を取り除き、赤ちゃんの月齢や食べる力に合わせて細かくしてから与えましょう。
むね肉も加熱するとパサつきやすいため、スープや煮物、あんかけなど水分のある料理にすると食べやすくなります。
また、家族の料理に鶏むね肉を使う日に、味付けをする前の分を赤ちゃん用として取り分ける方法も便利です。
離乳食のためだけに毎回別の食材を用意しなくて済むので、調理の負担を減らせます。
鶏もも肉は、ささみやむね肉に比べて脂質が多い部位です。
そのため、離乳食を始めてすぐの鶏肉として選ぶよりも、ささみやむね肉などに慣れてから少しずつ取り入れるとよいでしょう。
皮や余分な脂肪を取り除き、十分に加熱して、赤ちゃんが噛んだりつぶしたりできる大きさに調整します。
もも肉は適度に脂があるため、ささみよりもしっとり仕上がりやすいのがメリットです。
離乳食が進んできたら、煮物やスープなどに使うと料理のバリエーションも広げられます。
スーパーで鶏ひき肉を購入するときは、どの部位が使われているのかを確認してみるのがおすすめです。
同じ「鶏ひき肉」でも、むね肉中心の商品もあれば、もも肉などが使われている商品もあり、脂肪の量が異なることがあります。
離乳食に取り入れ始める段階なら、比較的脂肪の少ないものを選ぶと使いやすいでしょう。
購入後は早めに調理し、中心まで十分に加熱することも大切です。
私自身、鶏肉の種類を選ぶときは、「何ヶ月だからこの部位」と月齢だけで決める必要はないと考えています。
たとえば、ささみは初めての鶏肉として使いやすい一方、毎回茹でて細かくほぐすのは意外と手間がかかります。鶏肉に慣れてきたら、最初から細かくなっているひき肉を使うことで離乳食作りがラクになることもあります。
大切なのは、「一番理想的な食材を毎回用意すること」ではなく、赤ちゃんが無理なく食べられて、作る側も続けやすい方法を見つけることです。
ささみ、むね肉、ひき肉などを赤ちゃんの食べる力と料理に合わせて使い分けていくと、毎日の離乳食にも鶏肉を取り入れやすくなりますよ。
(画像引用:リショップナビ公式サイト)
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離乳食の鶏肉をやわらかくする調理方法
離乳食で鶏肉を使ってみたものの、「パサパサして食べてくれない」「口の中にずっと残っている」ということもありますよね。
鶏肉、特にささみやむね肉は脂肪が少ない反面、加熱すると水分が抜けてパサつきやすい食材です。
そのため離乳食では、単に細かく刻むだけでなく、やわらかく加熱する・水分を加える・とろみをつけるという3つを意識すると食べやすくなります。
離乳食に使う鶏肉は、生や半生の状態で与えず、中心部まで十分に加熱することが大切です。
鶏肉には食中毒の原因となる細菌が付着している可能性があるため、「少しくらいなら大丈夫」と加熱不足の状態で食べさせるのは避けましょう。
また、生の鶏肉を切った包丁やまな板、トングなどを、加熱後の食品にそのまま使用しないようにすることも大切です。
離乳食は一度に作る量が少ないため、「ほんの少しだから」と油断せず、大人の料理と同じように衛生面にも気をつけましょう。
初めての鶏肉なら、ささみを茹でて細かくする方法がシンプルです。
基本的な流れは、
- ささみの筋を取り除く
- 中心まで十分に加熱する
- 粗熱を取る
- 赤ちゃんの食べる力に合わせて細かくほぐす
- 必要に応じてだしや湯などで水分を加える
というイメージです。
離乳食中期ごろなら、そのままの繊維が残らないように細かくして、食べやすい状態に調整しましょう。
加熱した鶏肉を大きなかたまりのまま赤ちゃんに与えるのではなく、離乳食の段階に合わせて大きさや固さを変えていくことがポイントです。
「細かくしたのに、口から出してしまう」という場合に試したいのがとろみをつける方法です。
たとえば、細かくした鶏肉と野菜をだしで煮て、水溶き片栗粉などでとろみをつければ、バラバラになりやすい鶏肉がまとまりやすくなります。
鶏ひき肉にも使える方法なので、後期以降の離乳食でも便利です。
とろみをつけることでスプーンですくいやすくなり、赤ちゃんの口の中でも食材がまとまりやすくなります。
初めて鶏肉を食べさせるなら、食べ慣れたおかゆや野菜と組み合わせる方法もあります。
たとえば、
- 鶏ささみ+おかゆ
- 鶏ささみ+かぼちゃ
- 鶏ささみ+じゃがいも
- 鶏ひき肉+豆腐
- 鶏ひき肉+野菜のあんかけ
などです。
特に、かぼちゃやじゃがいものような食材と合わせると、パサつきやすい鶏肉をまとめやすくなります。
ただし、初めて食べる食材を一度にたくさん組み合わせるのではなく、食べ慣れている食材との組み合わせを基本にすると、赤ちゃんの様子も確認しやすくなります。
鶏肉は少量だけを毎回茹でて細かくするとなると、意外と手間がかかります。
離乳食用として一度に下ごしらえし、1回分ずつ小分けして冷凍しておくと便利です。
使うときは必要な分だけ取り出して、中心までしっかり再加熱してから与えましょう。
冷凍した日が分からなくならないように、保存容器や冷凍用袋に日付を書いておくのもおすすめです。
離乳食を毎日作っていると、「できるだけ細かく刻まないと」と大きさばかりに目が向きがちです。
しかし、鶏肉の場合は「小さい=食べやすい」とは限りません。
細かくしたささみでも、水分が少なければ口の中でモソモソして飲み込みにくくなります。反対に、適度に水分やとろみがあると、少し粒があっても食べやすくなることがあります。
そのため私は、離乳食の鶏肉は「大きさ+やわらかさ+水分量」の3つをセットで考えるのがおすすめだと考えています。
「細かくしたのに食べない」というときは、さらに細かくするだけでなく、おかゆに混ぜる、とろみをつける、スープにするなど、水分量を変えて試してみてくださいね。
月齢別|離乳食の鶏肉おすすめレシピ
鶏肉は、おかゆや野菜、豆腐などさまざまな食材と組み合わせやすく、離乳食が進むにつれて活躍する食材です。
一方で、「鶏肉を買ったけれど、何を作ればいい?」「毎回ささみのおかゆになってしまう」という方もいるのではないでしょうか。
ここでは、離乳食の進み具合に合わせて取り入れやすい鶏肉レシピを紹介します。
※月齢はあくまで目安です。赤ちゃんの食べる力や離乳食の進み具合に合わせて、食材の大きさややわらかさを調整してください。
離乳食初期|鶏肉を急いで使わなくてもOK
「離乳食 鶏肉 レシピ 初期」と調べている方もいるかもしれませんが、離乳食初期(生後5〜6ヶ月ごろ)は、鶏肉を急いで取り入れなくても大丈夫です。
この時期は、なめらかにすりつぶしたおかゆや野菜などからスタートし、離乳食そのものに慣れていく段階です。
鶏肉を使ったレシピを無理に取り入れるよりも、赤ちゃんの離乳食の進み具合を見ながら次のステップへ進みましょう。
離乳食中期|ささみと野菜のとろとろ煮
鶏肉を食べ始めたころに作りやすいのが、ささみと野菜のとろとろ煮です。
材料
- 加熱して細かくした鶏ささみ
- 食べ慣れたにんじんや玉ねぎなどの野菜
- だし
- 水溶き片栗粉
野菜をやわらかく煮て細かくし、加熱済みのささみと合わせます。最後に少量の水溶き片栗粉でとろみをつければ完成です。
ささみ単体ではパサついてしまう場合でも、とろみのある野菜と組み合わせることで口の中でまとまりやすくなります。
離乳食中期|ささみのおかゆ
もっと簡単に作りたいなら、いつものおかゆに鶏ささみを加える方法もあります。
材料
- 月齢に合わせたおかゆ
- 加熱して細かくした鶏ささみ
- 必要に応じてだしや湯
食べ慣れているおかゆに少量のささみを混ぜるだけなので、初めて鶏肉を取り入れるときにも作りやすいメニューです。
パサつく場合は、おかゆの水分を利用してしっとりさせてあげましょう。
離乳食後期|鶏ひき肉と豆腐のやわらか煮
鶏肉に慣れてきたら、鶏ひき肉を使ったメニューにも挑戦してみましょう。
材料
- 鶏ひき肉
- 豆腐
- 食べ慣れた野菜
- だし
- 水溶き片栗粉
鶏ひき肉は十分に加熱し、やわらかくした野菜と豆腐を加えて煮込みます。必要に応じてとろみをつければ完成です。
豆腐を組み合わせることで、ポロポロしやすい鶏ひき肉も食べやすくなります。
離乳食後期|鶏肉と野菜のあんかけ
鶏肉と複数の野菜をまとめて食べられる「あんかけ」を作っておくのも便利です。
鶏ひき肉と、にんじん、玉ねぎ、白菜など食べ慣れた野菜をやわらかく煮て、とろみをつけます。
そのまま食べるだけでなく、
- おかゆにかける
- やわらかいうどんにかける
- 豆腐にかける
など、ベースを変えれば別のメニューとして活用できます。
一品を何通りにも使えるようにしておくことは、毎日の離乳食作りをラクにするポイントです。
離乳食完了期|鶏ひき肉のミニハンバーグ
手づかみ食べが進んできたら、鶏ひき肉を使った小さなハンバーグも便利です。
材料
- 鶏ひき肉
- 豆腐
- 加熱して細かくした野菜
- 必要に応じて片栗粉
材料を混ぜて小さく成形し、中まで十分に火を通します。
豆腐を加えるとやわらかく仕上げやすく、にんじんや玉ねぎなどを混ぜれば野菜も一緒に食べられます。
赤ちゃんが一口で口に詰め込まないよう、食べる様子を見ながら大きさを調整してください。
離乳食完了期|鶏肉と野菜の煮込み
大人の食事から取り分けやすいのが、鶏肉と野菜の煮込みです。
鶏肉、じゃがいも、にんじん、玉ねぎなどをやわらかく煮込み、大人用の濃い味付けをする前に赤ちゃんの分を取り分けると便利です。
取り分けた鶏肉は、赤ちゃんの食べる力に合わせて細かくしたり、食べやすい大きさに切ったりしましょう。
離乳食の鶏肉レシピというと、赤ちゃん専用の料理を毎回作らなければいけないように感じるかもしれません。
しかし、毎日続けることを考えると、私は「凝ったレシピを増やすこと」より「ひとつの下ごしらえを何通りにも使えるようにすること」のほうが実用的だと思います。
たとえば鶏ひき肉と野菜のあんかけを作っておけば、今日はおかゆ、明日はうどん、次は豆腐と組み合わせることもできます。
さらに、鶏肉を使う大人の料理の日には、味付け前に赤ちゃん分を取り分けるのもひとつの方法です。
「赤ちゃん用に毎食ゼロから作る」ことにこだわらず、冷凍ストック・取り分け・市販品もうまく組み合わせることが、離乳食を無理なく続けるコツですよ。
初めての鶏肉はベビーフードでもOK?
「初めての鶏肉は手作りしたほうがいい?」「ベビーフードに入っている鶏肉から始めてもいいの?」と迷う方もいるでしょう。
離乳食はすべて手作りしなければならないわけではなく、赤ちゃんの月齢や離乳食の進み具合に合った市販のベビーフードを活用するのもひとつの方法です。
特に鶏肉は、加熱して細かくしたり、パサつかないように調理したりと意外に手間がかかります。忙しい日や外出時などは、ベビーフードを上手に取り入れると負担を減らせますよ。
市販のベビーフードには、鶏肉と野菜を煮込んだものや、鶏肉入りのおかゆなどさまざまな商品があります。
鶏肉が赤ちゃんの食べる力に合わせた大きさややわらかさに調理されている商品もあるため、「自分でささみをどのくらい細かくすればいいか分からない」という場合にも便利です。
ただし、「ベビーフードなら何でも初めての鶏肉に向いている」というわけではありません。
商品によって対象月齢や使用されている食材が異なるため、パッケージをよく確認して選びましょう。
ベビーフードを選ぶときにまず確認したいのが、パッケージに記載されている対象月齢と原材料です。
「鶏肉入り」と書かれていても、鶏肉以外に野菜や乳製品、小麦など複数の食材が使われていることがあります。
すでに食べたことのある食材が中心の商品なら選びやすいですが、初めて食べるものがいくつも含まれていないか確認しておくと安心です。
また、対象月齢は「その月齢になったら必ず食べられる」という意味ではありません。
同じ月齢でも離乳食の進み具合には個人差があるため、商品の固さや具材の大きさが今の赤ちゃんに合っているかも見ながら選びましょう。
ベビーフードで特に気をつけたいのが、ひとつの商品にたくさんの食材が入っているケースです。
初めての鶏肉と同時に、ほかの初めての食材まで複数食べることになると、食後に何らかの症状が出た際に、どの食材が関係しているのか判断しにくくなります。
そのため初めて鶏肉を食べさせる目的で選ぶなら、できるだけ食べ慣れている食材と鶏肉を組み合わせた商品を選ぶと分かりやすいでしょう。
「商品名に鶏肉と書いてあるから大丈夫」と判断するのではなく、裏面などの原材料表示まで確認する習慣をつけておくと、その後のベビーフード選びにも役立ちます。
「離乳食くらい手作りしてあげたい」と思う一方で、毎食すべてを手作りするのは大変ですよね。
鶏肉の場合も、
- 時間がある日はささみを茹でて冷凍ストックする
- 忙しい日は市販のベビーフードを使う
- 外出するときは持ち運びやすいベビーフードにする
など、生活に合わせて使い分ければよいでしょう。
私自身、ベビーフードについては、「手作りか市販か」の二択で考えなくてもいいと思っています。
大切なのは、手作りしたかどうかよりも、「今の赤ちゃんが食べられる状態になっているか」「どんな食材が入っているか」を確認することです。
むしろ市販品を上手に使えば、鶏肉の下処理にかかる時間を減らし、その分、赤ちゃんとゆっくり食事をする時間を作れるかもしれません。
初めての鶏肉だからといって、必ず手作りしなければならないと考えず、家庭の状況に合わせてベビーフードもうまく活用してみてくださいね。
離乳食の鶏肉でよくある困りごと
離乳食で鶏肉を始めてみると、「口から出してしまう」「ひき肉が食べにくそう」など、思っていたように進まないこともあります。
特にささみやむね肉はパサつきやすいため、鶏肉そのものが嫌いなのではなく、食感や大きさが赤ちゃんに合っていない可能性もあります。
ここでは、離乳食の鶏肉でよくある困りごとと、試してみたい工夫を紹介します。
鶏ささみやむね肉は脂肪が少なく離乳食に使いやすい一方、加熱すると水分が抜けてパサつきやすくなります。
細かくほぐした鶏肉をそのまま与えて食べないときは、
- おかゆに混ぜる
- だしやスープで水分を加える
- 水溶き片栗粉などでとろみをつける
- かぼちゃやじゃがいもなどと混ぜる
といった方法を試してみましょう。
ポイントは、さらに細かくすることだけを解決策にしないことです。
赤ちゃんにとっては、細かさよりも口の中でまとまりにくいことが食べにくさの原因になっている場合があります。
せっかく作った鶏肉を「べーっ」と口から出されると、「嫌いなのかな?」と思ってしまいますよね。
しかし、初めて経験する食感に戸惑っているだけかもしれません。
鶏肉はおかゆや豆腐とは食感が異なります。特に繊維のあるささみは、赤ちゃんにとって慣れない食感になりやすい食材です。
一度食べなかったからといって無理に食べさせず、日を改めて形状や組み合わせを変えて試してみるのもひとつの方法です。
食べ慣れているおかゆや野菜などに少量混ぜるところから再チャレンジしてもよいでしょう。
「ひき肉なら最初から細かいから食べやすそう」と思いますが、加熱した鶏ひき肉は粒がバラバラになりやすいという特徴があります。
口の中でポロポロして飲み込みにくそうなら、野菜と一緒に煮込んでとろみをつけると食べやすくなります。
離乳食が進んだら、豆腐などと混ぜてやわらかい肉団子やハンバーグにする方法もあります。
「細かいひき肉=必ず食べやすい」と考えず、水分やまとまりやすさも確認するのがポイントです。
初めて鶏肉を食べさせたあとは、赤ちゃんの様子を確認しましょう。
食後にじんましん、繰り返す嘔吐など普段と違う症状が見られた場合は、食べさせるのを中止して医療機関に相談してください。
呼吸が苦しそう、ぐったりしているなど強い症状がある場合には、速やかな受診が必要です。
受診する際に備えて、「何を・何時ごろ・どのくらい食べたか」を記録しておくと状況を伝えやすくなります。
また、食べた直後に口の周りが赤くなった場合なども、自己判断で「鶏肉アレルギー」と決めつけるのではなく、気になる症状があれば医師に相談しましょう。
離乳食で鶏肉を使うとなると、「茹でる→細かくする→食べやすく調理する」と手間がかかります。
これを毎食少量ずつ行うのは大変です。
時間のあるときに下ごしらえして小分け冷凍したり、市販のベビーフードを取り入れたり、大人の料理から味付け前に取り分けたりすると負担を減らせます。
離乳食では、「全部手作りしなければ」と頑張りすぎないことも大切です。
私が鶏肉の離乳食で特に伝えたいのは、「食べない=鶏肉が嫌い」とすぐに判断しなくてもいいということです。
赤ちゃんが食べない理由には、味だけでなく、
固さ・大きさ・水分量・口の中でのまとまりやすさ
など、さまざまな要素が関係します。
「ささみはダメだった」と鶏肉そのものを諦める前に、とろみをつける、おかゆに混ぜる、ひき肉に変えるなど、食感を一つ変えて試してみてください。
離乳食は「食べた・食べなかった」だけを見るより、「どんな状態なら食べられたのか」を観察することが、その子に合った進め方を見つけるヒントになりますよ。
この記事のまとめ|離乳食の鶏肉は焦らず食べやすいものから進めよう
離乳食の鶏肉は、離乳食中期(生後7〜8ヶ月ごろ)をひとつの目安に、赤ちゃんの離乳食の進み具合を見ながら取り入れていきましょう。
初めてのお肉なら、脂肪が少ない鶏ささみなどから始めると使いやすいです。鶏肉に慣れてきたら、むね肉や鶏ひき肉などにも少しずつ種類を広げていくと、作れる離乳食のレシピも増えていきます。
今回のポイントをまとめると、
- 鶏肉は離乳食中期ごろからがひとつの目安
- 離乳食初期から無理に鶏肉を取り入れなくてもOK
- 初めてなら脂肪の少ないささみなどが使いやすい
- 鶏肉に慣れたら、ひき肉やむね肉などにも広げていく
- 中心部まで十分に加熱する
- パサつく場合は、とろみや水分をプラスする
- おかゆや食べ慣れた野菜と組み合わせると食べやすい
- 市販のベビーフードも上手に活用する
といった点を押さえておきましょう。
特に覚えておきたいのが、「何ヶ月になったか」だけで鶏肉の進め方を判断しなくてもいいということです。
同じ月齢でも、離乳食を始めた時期や食べられる固さ、量には個人差があります。
また、最初にささみを食べてくれなかったとしても、「鶏肉が嫌い」とは限りません。パサつきや繊維が食べにくかった可能性もあるので、とろみをつけたり、おかゆに混ぜたり、食材の形状を変えたりして試してみましょう。
私自身、離乳食では「月齢どおりに進めること」よりも「目の前の子どもが食べやすい状態を見つけること」が大切だと考えています。
「もう○ヶ月だから次に進まなきゃ」と焦らず、赤ちゃんの食べる様子を見ながら一歩ずつ進めていけば大丈夫です。
鶏肉は、慣れてくればおかゆ、あんかけ、スープ、肉団子、ハンバーグなどさまざまな離乳食に使えます。
冷凍ストックや取り分け、市販のベビーフードもうまく活用しながら、無理なく鶏肉のメニューを増やしていってくださいね。
(画像引用:リショップナビ公式サイト)
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