ローストチキンは何歳から？→１歳半からOK！赤ちゃん〜幼児向け安全レシピ＆注意点まとめ

クリスマスや誕生日のごちそうといえば、香ばしく焼き上がったローストチキン。

家族で囲むテーブルに並べると、一気に特別感が出ますよね。
でも、「うちの子、もう食べられるかな？」「味が濃いけど大丈夫？」と、子どもに食べさせていいか迷うママ・パパも多いのではないでしょうか。

ローストチキンは、塩分や脂が多く、大人向けの味付けが多い料理です。けれど、調理法や味つけを工夫すれば、1歳半〜2歳頃からでも安心して一緒に楽しめるようになります。
この記事では、ローストチキンを子どもに与える際の年齢の目安・注意点・安全な作り方・おすすめレシピまで詳しく解説します。
家族みんなで同じメニューを楽しみながら、イベントの思い出をさらにおいしく、安心にしていきましょう。

ローストチキンは何歳から食べられる？→１歳半からOKだけど注意が必要！

ローストチキンは、見た目も豪華で家族が集まる食卓にぴったりの料理ですが、味付けや脂の多さから「子どもにはまだ早いのでは？」と心配するママ・パパも多いでしょう。

結論から言うと、ローストチキンは1歳半〜2歳頃から、味付けを工夫すれば少量ずつ食べられます。

1歳未満の赤ちゃんにはまだ早い

ローストチキンは、塩・しょうゆ・にんにくなどの調味料を使うことが多く、離乳食期（1歳未満）には刺激が強すぎます。
また、皮の部分は脂が多く、噛み切りにくいため、誤飲や消化不良の原因になることも。

1歳前後までは、鶏むね肉やささみをやわらかく茹でて与えるのが安心です。

1歳〜1歳半ごろは「味付け前の取り分け」でOK

1歳を過ぎたころから、少しずつ大人と同じメニューを楽しめるようになります。
この時期にローストチキンを食べさせたい場合は、味付けをする前の肉を取り分けて、蒸す・焼くなどシンプルに調理しましょう。
味付けをするなら、ごく薄味のしょうゆや砂糖少々を使った「照り焼きチキン風」が◎。
塩分を控えれば、1歳児でも柔らかい部分を中心に安心して食べられます。

1歳半〜2歳ごろからは少しずつOK！

1歳半〜2歳になると、かむ力や消化機能も発達し、脂のある部位も少量なら消化できるようになります。
この時期には、皮を外したローストチキンの身を小さくほぐして与えるのがおすすめです。
ただし、市販のローストチキンやクリスマスチキンは味が濃いものが多いため、自宅で作るときは調味料を半量にするなど工夫をしましょう。

「クリスマスチキン 2歳」は一緒に楽しめる時期

2歳を過ぎると、食べる量も増えて「家族と同じ料理を食べたい」という気持ちが強くなります。
ローストチキンはその願いを叶えられるごちそう。
この時期には、薄味で焼いたローストチキンを取り分け、彩り野菜を添えてクリスマスの雰囲気を楽しむのも良いですね。
ただし、皮や骨の部分はまだ危険なので必ず除き、一口大にほぐしてあげるのがポイントです。

食べるときの注意点

• 皮・骨は必ず取り除く
• 味が濃い場合は、軽く湯通しして塩分を落とす
• 加熱不足に注意（中心までしっかり火を通す）
• はちみつを使った照り焼き風は1歳未満NG

子どもが食べやすいように「むね肉」や「手羽元の身の部分」を中心に与えると良いでしょう。
また、ローストチキンは脂が多いため、食べすぎるとお腹をこわすこともあります。最初はほんのひと口からスタートし、様子を見ながら量を増やしていきましょう。

ローストチキンの味付けで注意すべきポイント

ローストチキンは大人にとっては香ばしくて食欲をそそる味わいですが、子どもにとっては刺激が強すぎることが多い料理です。特に塩分や調味料、香辛料の使い方には注意が必要です。

ここでは、幼児でも安心して食べられる味付けの工夫を紹介します。

塩分を控えるのが第一歩

ローストチキンの味付けに欠かせない塩やしょうゆは、子どもにとっては摂りすぎになりがち。
1〜2歳児の1日の塩分摂取目安はわずか1.5g前後とされており、大人の味付けのままでは簡単にオーバーしてしまいます。
そのため、家族全員分を作るときは、味付け前に子ども用を取り分けるのがベスト。
子ども用は軽く塩をふる程度にとどめたり、しょうゆを1/3〜1/2程度に減らすと安心です。

にんにく・こしょう・スパイス類は控えめに

ローストチキンにはにんにくやこしょう、ローズマリーなどのハーブを使うレシピが多いですが、香りや刺激が強いため1〜2歳にはまだ早め。
少量なら香りづけ程度に使っても構いませんが、辛味のあるスパイス（ブラックペッパー・カレー粉など）は避けましょう。
どうしても風味を出したい場合は、玉ねぎやりんごのすりおろしをマリネに加えると、自然な甘みと香ばしさが出て子どもにも食べやすくなります。

ケチャップやはちみつの使い方にも注意

甘辛い照り焼き風のチキンは、子どもに人気の味つけです。
しかし、ケチャップやはちみつを多く使うと糖分が多くなり、虫歯や肥満の原因にも。
また、はちみつは1歳未満の赤ちゃんには絶対NGです。
照りを出したいときは、砂糖をほんの少しとみりん（または水あめ）を使うのがおすすめ。自然な甘みで優しい味になります。

下味を“漬けすぎない”ことも大切

大人向けのローストチキンでは、前日から調味料に漬け込むことが多いですが、子ども用は短時間（15〜30分程度）で十分です。
長く漬けると塩分がしみこみすぎてしまい、子どもには濃い味になります。
軽く下味をつけたら、焼くときに野菜や水分を加えて蒸し焼き風にすることで、塩分を薄めながらやわらかく仕上がります。

子どもが食べやすい味付けの工夫

• しょうゆ：ごく少量（小さじ1/4〜1/2）で香りづけ程度
• ケチャップ：酸味の少ないタイプを少しだけ
• 砂糖やみりんで自然な甘みを
• 香辛料の代わりに玉ねぎ・にんじん・りんごのすりおろしで風味アップ

大人と同じ料理を食べられるようになるのは嬉しいこと。
でも、味をやさしくするだけで「子ども用ローストチキン」も十分おいしく仕上がります。
まずはやさしい味つけで慣らしていきましょう。

調理法別！子どもに安心なローストチキンの作り方

ローストチキンというと「オーブンでじっくり焼く難しい料理」と思われがちですが、子ども向けにするならシンプルでOK！
油や調味料を控えながらも、香ばしくジューシーに仕上げるコツがあります。ここでは、家庭で簡単にできる調理法を紹介します。

オーブンで作る本格派ローストチキン（子ども用アレンジ）

オーブンを使うと、外はパリッと中はふっくら仕上がります。
ただし、子どもが食べる分は「皮を外して薄味で焼く」のがポイントです。

材料（子ども2人分）

• 鶏もも肉または手羽元：2本
• しょうゆ：小さじ1/2
• みりん：小さじ1
• 砂糖：ひとつまみ
• すりおろし玉ねぎ：大さじ1
• オリーブオイル：少量

作り方

1. 鶏肉にフォークで数か所穴をあけ、調味料をすべて混ぜたタレに15〜30分ほど漬ける。
2. 皮を上にして耐熱皿に並べ、オーブンを180℃に予熱。
3. 20〜25分ほど焼き、途中で1〜2回タレを塗る。
4. 焼き上がったら、皮を外し、小さくほぐして提供。

子どもには、香ばしい香りだけでも食欲がアップします。
タレの代わりに、りんごすりおろし＋しょうゆ少量を使うとより優しい風味になります。

トースターで作る「手羽元ローストチキン 簡単」レシピ

オーブンがないご家庭でも、トースターで十分おいしく作れます。
「手羽元ローストチキン」は骨付きで特別感があり、クリスマスや誕生日メニューにもぴったりです。

材料（2〜3人分）

• 手羽元：4本
• しょうゆ：小さじ1
• みりん：小さじ1
• 砂糖：ひとつまみ
• にんじん・ブロッコリー：適量（付け合わせに）

作り方

1. 手羽元を下ゆでして余分な脂を落とす（3分程度）。
2. 下味調味料を混ぜて軽く漬け込み、アルミホイルを敷いたトースターで焼く。
3. 片面10分ずつ（計20分）焼き、途中で焦げそうならホイルをかぶせる。
4. 焼き上がったら皮を外し、身をほぐして与える。

下ゆですることで脂が抜け、やわらかくて子どもにも食べやすい仕上がりになります。
大人用は別で味を濃くすれば、同じメニューで家族みんなが楽しめるのも嬉しいポイントです。

フライパンでできる“ロースト風”チキン

時間がないときは、フライパンひとつで作れるローストチキン風もおすすめ。
調味料を控えめにしても、焼き色と香ばしさで満足感のある一品になります。

作り方のコツ

1. 少量の油で皮目を下にして焼き、こんがり色をつける。
2. 裏返したら水を少し加え、フタをして蒸し焼きにする。
3. 焼き上がったら、みりん＋しょうゆ少量で軽く照りをつける。

焦げつきを防ぐために中火→弱火でじっくり焼くのがコツ。
オーブンより時短で、子どもが食べやすい柔らかさに仕上がります。

保育園でも人気！やさしい味のローストチキン風レシピ

保育園の給食では、「ローストチキン風チキンソテー」として提供されることもあります。
これはタレや油を控え、素材の味を生かした調理法が基本です。

保育園風レシピ例

• 鶏もも肉を一口大にカット
• 下味はしょうゆとみりんを各小さじ1／砂糖ひとつまみ
• フライパンでじっくり両面焼く
• 焼き上がりにゆで野菜を添える

甘辛くしすぎず、素材のうま味を引き出すことで、子どもにもやさしい味わいになります。

加熱の目安と安全ポイント

• 中までしっかり火を通し、肉の中心がピンクでないことを確認
• 骨付き肉は加熱ムラが出やすいので、竹串を刺して透明な肉汁が出るまで焼く
• 加熱後は粗熱をとってから提供（熱すぎるとやけどの危険）

ローストチキンは加熱が不十分だと食中毒のリスク（カンピロバクター）もあるため、しっかり火を通すことが大切です。

部位別で見る！子どもにおすすめのローストチキン

ローストチキンと一口にいっても、手羽元・もも肉・胸肉など、使う部位によって食感や味わいが大きく変わります。
子どもに食べさせるときは、噛みやすさ・脂の量・骨の有無などを考慮して選ぶことが大切です。
ここでは、年齢や発達に合わせておすすめの部位を紹介します。

手羽元ローストチキン：手づかみで特別感を楽しめる

「手羽元ローストチキン」は、クリスマスやお誕生日の食卓にもぴったりな人気メニュー。
骨付きなので見た目も豪華ですが、幼児には必ず骨を外して身をほぐしてから与えることがポイントです。

手羽元は脂がほどよく、しっとりと柔らかいのが特徴。
大人用のように皮付きで焼くと脂が多くなるため、子ども用には皮を外して薄味で焼くと安心です。
また、食べやすくするためにあらかじめ下ゆでして脂を落としておくと、消化にも優しい仕上がりになります。

＜おすすめの年齢目安＞

• 1歳半ごろ：骨なしの身を小さくほぐして
• 2歳以降：手づかみで持たせる練習もOK（必ず大人が見守る）

「手羽元ローストチキン 幼児」向けに作る場合は、照り焼き風のタレを軽く塗るだけで十分。
見た目も華やかで、イベントメニューとして喜ばれるでしょう。

もも肉：やわらかくジューシーで幼児に人気

もも肉は脂が多めでコクがあり、幼児が噛みやすい柔らかさが魅力です。
ただし脂分が多いので、下ゆでや湯通しで余分な脂を落としておくと◎。
また、皮を取ってから焼けば、ぐっとヘルシーになります。

小さく切り分けてあげれば、スプーンやフォークでも食べやすく、離乳食後期〜幼児食期に移行した子にもぴったり。
保育園の「ローストチキン風チキンソテー」でも、よくもも肉が使われています。

胸肉：脂が少なくあっさり、初めてのチキンにも◎

脂や味の濃さが気になる場合は、鶏むね肉を使ったローストチキン風がおすすめです。
胸肉は脂が少なく、消化にも良いので、初めてローストチキンを食べる1歳半〜の子に最適。
ただし加熱しすぎると固くなりやすいため、下味にヨーグルトやすりおろし玉ねぎを加えて柔らかくする工夫をしましょう。

また、胸肉を焼くときは、蒸し焼きにして水分を保つのがポイント。
ふっくら仕上げれば、パサつかず子どもも食べやすくなります。

骨付き肉を与えるときの注意点

骨付きのチキンは特別感がありますが、幼児には誤飲やのど詰まりのリスクがあります。
与える場合は必ず大人が骨を外して身をほぐし、一口大にカットしてから提供してください。
「手づかみで持ちたい！」という時期の子もいますが、持たせるのは2歳以降・短時間限定で。
食べている間は必ず目を離さないようにしましょう。

食べやすくする工夫まとめ

• 皮を取って脂を減らす
• 骨を外して一口大にほぐす
• やわらかい部位（もも・胸）を選ぶ
• 食べる前に軽く温めて、冷たすぎないように

ローストチキンを初めて食べさせるときの進め方

ローストチキンは、見た目も香りもごちそう感たっぷり。
「もう食べられるかな？」と子どもに少し分けてあげたくなる時期もありますよね。
でも初めて食べさせるときには、量・味付け・食感・アレルギーに注意が必要です。
ここでは、ローストチキンを安全にスタートするためのポイントを解説します。

初めては「味なし＆ひと口」からスタート

1歳半〜2歳ごろになり、ある程度かむ力がついてきたら、味をつける前の鶏肉部分をひと口だけ与えてみましょう。
最初は、照り焼きや香辛料入りではなく、塩やしょうゆを使わない蒸し焼き・オーブン焼きのシンプルなものが安心です。

量の目安としては、
1回5〜10g（スプーン1〜2杯ほど）からスタート。
初めて食べる日は、他の新しい食材と重ならないようにして、体調の変化を確認します。

アレルギーや体調変化に注意

鶏肉はアレルギーの頻度が低い食材ですが、初めて食べたあとに発疹・下痢・嘔吐などが見られた場合はすぐに中止し、医師に相談を。
また、ローストチキンは脂や調味料による消化不良を起こすこともあるため、特に1〜2歳のうちは様子を見ながら与えるのが大切です。

最初に与えるタイミングは、体調が良く、病院の開いている日中がおすすめです。
夜に初めて試すと、もし反応が出たときに対応が遅れるおそれがあります。

食べ方の工夫：誤飲・むせ防止

鶏肉は繊維がしっかりしているため、大きなままでは噛み切れず、のどに詰まりやすい食材です。
特にローストチキンは焼き目がついている分、硬くなりやすいので、必ず以下を意識しましょう。

• 皮・骨は完全に除く
• 繊維に沿って細かくほぐす（1cm以下が目安）
• やわらかい部位（もも・胸）を選ぶ
• スープや野菜と一緒に食べさせると飲み込みやすい

また、まだスプーンが上手に使えない子には、フォークで小さく刺してあげると食べやすくなります。

食べやすい献立の組み合わせ例

ローストチキンを与えるときは、油分や塩分が多くなりすぎないように、他のおかずはあっさり系にするのがおすすめです。

組み合わせ例：

• 主食：やわらかい白ごはん or おかゆ
• 主菜：ローストチキン（味薄め）
• 副菜：温野菜サラダ（にんじん・ブロッコリー・じゃがいも）
• 汁物：コンソメを使わない野菜スープ

このように組み合わせると、見た目も栄養バランスもよく、イベントメニューとしても華やかになります。

「無理に食べさせない」が大事

ローストチキンは香りや食感が大人っぽい料理なので、最初は嫌がる子も多いです。
無理に食べさせず、興味を持ったときに少しずつチャレンジすればOK。
「ママと同じもの食べたい！」という気持ちが出てきたときがチャンスです。

与えるときのチェックリスト

• 味付けは極薄（またはなし）
• 皮と骨は完全に除く
• 小さくほぐして与える
• 食後の体調をチェック（発疹・下痢など）
• 無理に食べさせず、少量ずつ慣らす

初めてのローストチキンは、子どもにとって「大人と同じごちそうを食べる喜び」を感じる特別な瞬間。
焦らず、少しずつ慣らしていくことで、食べる楽しみを広げていけます。

イベントにもぴったり！子どもと一緒に作れる簡単レシピ

ローストチキンはクリスマスや誕生日など、家族のイベントを盛り上げる定番メニュー。
でも、子ども用に作るとなると「味が濃い」「脂っこい」「骨が危ない」など心配がつきものですよね。
そこでここでは、1歳〜2歳でも食べられる優しい味付けのローストチキン風レシピを紹介します。
どれもオーブンやトースターで簡単に作れるので、親子で一緒に料理を楽しめますよ。

①1歳〜2歳でも食べられる！やさしい照り焼き風ローストチキン

材料（2人分）

• 鶏もも肉：1枚（約200g）
• しょうゆ：小さじ1/2
• みりん：小さじ1
• 砂糖：ひとつまみ
• すりおろし玉ねぎ：大さじ1
• サラダ油：少量

作り方

1. 鶏もも肉は皮を取って一口大にカット。
2. 調味料を混ぜて15分ほど漬け込む。
3. フライパンに油を少量ひき、両面を中火で焼く。
4. 火が通ったら、タレを加えて弱火で照りを出す。

ポイント

• 砂糖の代わりにすりおろしりんごを使うと自然な甘さに。
• 焦げやすいので、弱火でじっくり焼くのがコツ。
• 1歳児にはタレを少し落として与えると塩分を抑えられます。

見た目はしっかり照りがあって華やかですが、味はやさしく、保育園の給食にも出せるレベルの薄味。
子どもが「ママと同じものを食べてる！」と嬉しくなる一品です。

②手羽元ローストチキン（簡単トースターver.）

材料（3〜4本分）

• 手羽元：4本
• しょうゆ：小さじ1
• みりん：小さじ1
• はちみつまたは砂糖：小さじ1（※1歳未満は砂糖に）
• おろししょうが：少々

作り方

1. 手羽元をフォークで数か所刺し、タレに20分ほど漬ける。
2. アルミホイルを敷いたトースターに並べ、片面10分ずつ焼く。
3. 焦げそうになったらホイルをかぶせ、全体が色づくまで焼く。
4. 骨を外して、身を小さくほぐして子どもに取り分ける。

ポイント

• 下ゆですると脂が落ちてあっさり仕上がる。
• タレは半分にして塗ると薄味で安心。
• 余ったタレは大人用に追加して味を調整できます。

皮を外せば脂も減り、やわらかく食べやすい一品に。
見た目もお祝いメニューらしく、2歳頃になると手づかみで楽しむ姿も見られます。

③保育園でも人気！ローストチキン風チキンソテー

材料（2人分）

• 鶏むね肉：1/2枚（約120g）
• しょうゆ：小さじ1/3
• 砂糖：ひとつまみ
• みりん：小さじ1
• 野菜（にんじん・ブロッコリー・じゃがいもなど）：適量

作り方

1. むね肉を一口大にカットし、調味料を加えて10分ほど置く。
2. フライパンで焼き色をつけたあと、水を少し加えて蒸し焼きにする。
3. 付け合わせの温野菜を添えて盛りつける。

ポイント

• 味を薄めにすることで、子どもが素材の甘みを感じやすくなる。
• 見た目をローストチキン風に仕上げたいときは、焼き色をしっかりつけること。

このレシピは、保育園の行事食でもよく登場する定番メニュー。
野菜と一緒に盛りつければ栄養バランスも整い、見た目にも華やかです。

盛りつけアイデアでさらに楽しく！

ローストチキンを子どもと一緒に作るときは、見た目の可愛さや季節感をプラスするとさらに喜ばれます。

• 星形やハート型に切ったにんじんを添える
• ブロッコリーやトマトでクリスマスカラーに
• ピックや旗を刺して「自分専用チキン」に

ちょっとした工夫で「食べる楽しさ」が倍増します。
「食べさせる」ではなく「一緒に食べる・作る」体験にすることで、子どもの食育にもつながります。

まとめ

やさしい味つけでも、香ばしく焼き上げることで子どもも満足。
トースター・オーブン・フライパンのどれでも作れるので、特別な日の食卓に取り入れやすいです。
「子どもも食べられるローストチキン」を用意すれば、家族全員で同じ料理を囲む幸せな時間が生まれます。

クリスマスや誕生日で楽しむローストチキン

ローストチキンといえば、やっぱりクリスマスやお誕生日などの特別な日の定番メニュー。
テーブルに並ぶだけで華やかになり、家族の「わぁ！」という笑顔が広がりますよね。
でも、2歳前後の子どもにとっては、食べやすさや味の濃さを少し調整してあげることが大切です。

2歳でも楽しめる「クリスマスチキン」

「クリスマス チキン 2歳」で検索するママ・パパも多いように、2歳頃は“家族で同じ料理を食べたい！”という気持ちが強くなる時期。
大人と同じローストチキンを見て「これ食べたい！」と指差す姿も微笑ましいですよね。

そんなときは、大人用のローストチキンから味付け前の部分を取り分けるのがおすすめ。
焼く前に、塩やスパイスを使う前の状態で子ども用を確保しておきましょう。
シンプルな調理でも、香ばしい香りや照りだけで十分特別感があります。

また、2歳児でも手づかみが好きな子には、骨を外して身をほぐした手羽元を「自分専用チキン」として盛りつけると喜びます。
「○○ちゃんのチキンだよ」と声をかければ、イベント感もぐっとアップ！

盛りつけと見た目で“ごちそう感”を演出

ローストチキンは味だけでなく、見た目の華やかさも楽しみのひとつ。
子どもがワクワクするような彩りやデコレーションを工夫してみましょう。

おすすめ盛りつけアイデア：

• ブロッコリーやトマトでツリーカラーに
• 星型のにんじんを添える
• ピックや旗で「マイプレート」風に
• ごはんを丸めて「スノーボール風おにぎり」に

食卓全体をパーティー仕様にすれば、子どもにとっての“食べる喜び”を育むきっかけにもなります。

食べすぎ防止とバランスの工夫

イベントの日はつい食べすぎてしまいがち。
ローストチキンは脂が多めなので、与える量は1食あたり20〜30g程度に抑えるのが目安です。
チキンのほかには、野菜スープやポテトサラダ、パンなどを添えて栄養バランスを整えましょう。

また、クリスマスケーキなど甘いデザートを食べる場合は、チキンの味付けをいつもよりさらに薄めにしておくと安心です。
「楽しく・無理なく」がいちばんのポイントです。

家族で同じ料理を囲む幸せを

ローストチキンは、ただのごちそうではなく、家族みんなが同じ料理を囲む「一体感」を感じられる料理です。
「子どもにはまだ早いかも…」と心配なときも、味をやさしくするだけで一緒に楽しめます。
その時間が、きっとお子さんの思い出に残る“はじめてのごちそう体験”になるはずです。

ローストチキンは1歳半〜2歳頃から少しずつ

ローストチキンは、1歳半〜2歳頃から薄味・骨なし・皮なしで少量ずつなら安心して食べられます。
1歳未満の赤ちゃんには塩分や脂が多いためまだ早いですが、成長とともに咀しゃく力や消化機能が発達すれば、家族と同じメニューを楽しめるようになります。

与えるときは、

• 味付けをできるだけ控える
• 皮や骨を取り除く
• 一口サイズにほぐす
• 中までしっかり加熱する

この4つを守れば安全に楽しめます。

特別な日のごちそうとして、ローストチキンは「家族みんなで同じものを食べる幸せ」を感じられるメニュー。
無理に食べさせる必要はありませんが、子どもが興味を示したら、そのタイミングを大切に少しずつ取り入れていきましょう。
味付けをやさしく工夫すれば、どんな年齢でも一緒に“おいしい時間”を過ごせます。

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